EAST END×YURI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
EAST END×YURI(イーストエンド プラス ユリ)は、1990年代に活動した日本のヒップホップユニットである。
来歴
- 1994年2月、東京パフォーマンスドールの市井由理の友人だったEAST ENDが、市井の新宿シアターアプルで行われたライブにゲスト出演。観ていたファイルレコード佐藤社長の鶴の一声で「EAST END×YURI」を結成。
- 1994年6月、『denim-ed soul』をリリース。レコード発売記念ライブを西麻布YELLOWにて行う。
- 1994年8月、デビューミニアルバム『denim-ed soul』から、1st Single『DA.YO.NE』をメジャー(SONY)よりシングルカット。当初のセールスは不調。NORTH WAVEとタワーレコード札幌店の協力プッシュにより、まず北海道で『DA.YO.NE』がブレイクする。その後、広島・九州・仙台などの地方でも人気が上がる(なお、その後、カバーでこの地方ヴァージョンがそれぞれ発売されている)。最終的にミリオンヒットを記録し、最高位3位を記録。また、「英語以外のラップによるCD売り上げ記録」としてギネスブックにも掲載された[1]。
- 1995年2月、ユニットとしての2nd Single『MAICCA -まいっか-』を発売。初登場3位。「DA.YO.NE」と共にベストテンにチャートインし、共に新語・流行語大賞にノミネートされた。この時点でROCK-Teeが方向性の違いにより脱退。
- 1995年4月、3rd Single『いい感じ やな感じ』発売。
- 1995年6月、フルアルバム『denim-ed soul 2』発売。グループセールスを合わせて400万枚を突破。
- 1995年7月、『denim-ed soul 2』より、4th Single『何それ』をシングルカット。
- 1995年12月、5th Single『ね』発売。大晦日には、第46回NHK紅白歌合戦に出場(ヒップホップグループとして初めて)。
- 1996年5月、6th Single『日曜の朝の早起き』発売。その後、ユニットとしての活動を休止。
メンバー
- GAKU - MC担当。
- YOGGY - DJ担当。
- YURI (市井 由理) - ラップ担当。
- ROCK-Tee - DJ担当。参加したのは「DA.YO.NE」のみで、EAST ENDを脱退。その後、EAST ENDの活動再開と共に復帰した。
ディスコグラフィ
1stアルバム『denim-ed soul』はファイルレコードより、その他の作品はエピックレコードジャパンよりリリース。
シングル
- 1 DA.YO.NE (1994年8月21日発売)
ジョージ・ベンソンの「Turn Your Love Around'」をサンプリング。歌詞は、GAKUとライムスターのMummy-Dとの共作。
- 2 MAICCA〜まいっか (1995年2月13日発売)
- 3 いい感じ やな感じ (1995年4月21日発売)
- 4 何それ (1995年7月21日発売)
- 5 ね (1995年12月1日発売)
- 6 日曜の朝の早起き (1996年5月22日発売)
アルバム
- denim-ed soul (1994年6月25日発売)
- denim-ed soul 2 (1995年6月21日発売)
映像作品
- denim-ed soul video(1995年7月21日発売)
- VHSのみで発売。ビデオ・クリップ集。
ラジオ
- オールナイトニッポン(火曜2部、1995年4月 - 1996年8月)
CM
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:EAST END×YURI- ↑ 「子供だってラクじゃない!」(Dur dur d'être bébé!)をヒットさせたジョルディー (Jordy)と共に掲載。イアン・カステロ=コルテス(編)、田中孝顕(日本語版監修)『ギネスブック 2000』きこ書房、1999年、125頁。ISBN 4877715088