弦楽三重奏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年3月25日 (月) 02:43時点におけるAddbot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 13 件をウィキデータ上の d:q923298 に転記)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Portal クラシック音楽 弦楽三重奏(げんがくさんじゅうそう)は、通常、ヴァイオリンヴィオラチェロ1本ずつの編成で演奏される。

弦楽四重奏に比べるとヴァイオリンが1本減っており、より透明なハーモニーとなるが、西洋音楽の基本は4声体であるため、鍵盤楽器の通奏低音によって和声を充填できるバロック時代トリオ・ソナタが多く書かれたのに比べ、作品の数はあまり多くない。

演奏は、既存の弦楽四重奏団からヴァイオリン奏者が一人抜けて組まれるよりも、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロの名手がそれぞれ3人集まって組まれることが多い。弦楽四重奏曲に比べレパートリーは少ないため専門の弦楽三重奏団体はまず存在しないが、3人の奏者が比較的継続的な活動を行っている例はある。その場合団体名を冠することもある。

ハイドン作曲の弦楽三重奏曲(そのほとんど)のように、ヴァイオリン2本とチェロ1本による編成の例もある。

主な弦楽三重奏曲

弦楽三重奏団の例