次原悦子

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テンプレート:存命人物の出典明記 次原 悦子(つぎはら えつこ、1966年11月16日 - )は、日本実業家。PR会社サニーサイドアップ代表取締役社長。

経歴

1985年、母と親友(サニーサイドアップ常務取締役)とともにPR会社(株)サニーサイドアップを起業。

元サッカー日本代表の中田英寿とは、既にマネージメントを担当していた日本代表選手(当時)前園真聖からの紹介で中田が無名の19歳からマネージメント契約を結んでおり、海外への移籍や多数のCM出演などをコーディネイトしている。

ほかにも水泳の北島康介、陸上の為末大、ゴルフの上田桃子、テニスの杉山愛らスポーツ選手や、大黒摩季ら多数の文化人などのマネジメント事業も手掛ける。

所属選手のほとんどは次原と出会った時には無名だったが、PRのノウハウを生かしたマネジメントで数々のスターアスリートを輩出している。

38歳で癌で死去したウィンドサーファー飯島夏樹の自伝エッセー『ガンに生かされて』、『天国で君に逢えたら』を70万部以上売上げる。ドキュメント番組も手掛け、2007年8月には飯島の生涯を基にした映画『Life 天国で君に逢えたら』が公開され大ヒットした。

これまで培ってきたPR手法や幅広い人脈を生かし、2005年に日本で670個販売された世界の貧困を救うホワイトバンドプロジェクトの活動を広めた。しかし、ホワイトバンドの売り上げは貧困層への直接的な物的・金銭的支援には使われないとされ、大きな批判を受けた一方で、2005年に開催されたG8で、ODAの500億ドル増加が約束されるなど、素晴らしい成果をあげたとの賞賛も受けている。

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。中田英寿のビジネスを論文にし、最優秀論文を受賞。

2008年には(株)サニーサイドアップを上場させ、連日ストップ高で話題になった。

日本のスポーツマネジメントの第一人者というイメージだが、スポーツ選手以外の才能もマネジメントしたいと考え、2004年に世界一の朝食をつくる男、ビル・グレンジャーと契約を締結。「日本にも朝食文化! 朝食の外食が増えれば市場が広がる」とオーストラリアの人気レストラン「bills」を日本でオープンさせ外食事業も展開。現在の朝食、パンケーキブームの火付け役となった。2008年に鎌倉の七里ガ浜に1号店をオープン。横浜、お台場、表参道と4店舗を展開。2014年3月、ハワイに「bills」ワイキキ店をオープン。

2014年に、4時間のボランティア活動をした人だけが参加できるライブイベント、「RockCorps(ロックコープス)」を日本で初めて開催することを発表した。次原は(株)サニーサイドアップの公式ホームページで、「『RockCorps(ロックコープス)』を初めて知ったのは、今から3年前。『海外ですごく話題になっている音楽フェスがあるんだ!』という世界を旅している最中の、中田英寿からのメールがきっかけでした。」とサッカー元日本代表の中田英寿氏とのやりとりを明かしている。

人物

プライベートでは男女二人の母。過去に養子を19歳で失くしており、著書『踏み切りに消えたナオ』でそのことを公表して話題になった。

PR会社らしく「黒子に徹する」という方針があり、メディアを通じ表に出ないことでも有名。

twitterではたびたび問題発言をし、物議を醸している。ゆえに、社長twitterだが、会社非公認である。

投資家説明会では、過去10年間流行語大賞に自分達が手掛けた仕事がランキングされたことを話している。

日本の政治経済界の超大者と数々の親交があり、陰のロビイストとしても知られている。 また、中田のマネジメントビジネスで培った世界のセレブリティとの人脈さえも、同社のビジネスの財産にするという、凄腕女社長として業界内で有名。朝日新聞主催の講演会では総理大臣のマネジメントも手掛けたいと発言。

1992年、26歳の時からマイケル・ジャクソンの依頼を受け、マイケルが来日の際のプライベートコーディネーターを務めていた。マイケル死去の際に当時のエピソードをデイリースポーツの取材に答えている[1]

2012年の東京マラソンに出場。

著書

  • 講談社「NAKATAビジネス」2007年7月
  • 講談社「ALL YOU NEED IS GREEN」(共著:古在豊樹)2008年7月
  • 幻冬舎「踏切に消えたナオ」2010年12月

脚注

  1. 風の歌 - HEAVY WHEATHER

参考文献

  • 日経BP社「サニーサイドアップの仕事術」2005年1月
  • 幻冬舎「現代原色しごと図鑑(1)」2007年3月

外部リンク