チョコレートアレルギー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年3月29日 (土) 21:32時点におけるNCC1701F (トーク)による版 (Immunityup (会話) による ID:51162676 の版を取り消し)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

チョコレートアレルギーとは、お菓子の一つ「チョコレート」(カカオ)を食べることによって起こるアレルギー症状をいう。チョコレートの原材料であるカカオからカカオアレルギーカカオマスアレルギーとも呼ばれている。

概要

チョコレートおよびココアなどのカカオ主原料食品には、チラミンと呼ばれる血管浮腫物質が含まれており、これに起因するとされている。また、カカオにはニッケルも含まれている為、これに対してアレルギー体質を持つ人は症状が出る。症状は、下痢、嘔吐、鼻血、腹痛、痙攣など様々である。 アナフィラキシーショックを起こす場合もあり、日本で死亡例も報告されている[1]。また、今までチョコレートを食べても何の症状も出ていなかった人でも、ある日突然にアレルギー症状が出ることもある。

なお、カカオアレルギーとニッケルアレルギーは別のものであり、チョコレートを食べてアレルギーを起こす人が必ずしもニッケルアレルギーを有するというわけではない。

近年では、カカオの代わりにキャロブイナゴマメ)を用いて作った、一種の代用チョコレートも販売されており、注目されている。

バレンタインデー症候群

2月14日のバレンタインデーの日の直後にチョコレートアレルギー症状を持って医師の診察を受けに来る人を「バレンタインデー症候群」と呼ぶことがある[2]

脚注

  1. アレルギー白書厚生科学研究基礎的検討報告抄録 - リウマチ・アレルギー情報センター | 厚生科学研究情報
  2. 「バレンタイン症候群」とは何?(小児クリニックたまなは)PDFファイル

関連項目

テンプレート:チョコレート テンプレート:Asbox