アニリン (競走馬)

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テンプレート:Infobox アニリンAnilinロシア語表記はАнилйн)とは、ソビエト連邦競走馬である。ソビエト競馬を代表する名馬で、アメリカフランスへも遠征し、悪条件ながら好走した。父はボリショイ・フシエソユツニー賞(ソビエトダービー)馬エレメント、母はボリショイ賞(ソビエトオークス)馬アナロジクナヤであり、生地は国立第33牧場。馬名は化学物質アニリンより。

ソビエトの他東ドイツハンガリー等でも走り、2-4歳時にはカリニナ記念、ソビエトダービー、ソビエト社会主義共和国賞の三冠を達成した。特にソビエト社会主義共和国賞は4歳時と5歳時の連覇である。他にも社会主義国の国際レースである社会主義国家大賞×2回やドイツのオイロパ賞3連覇等活躍しソビエト史上最強馬とも言われている。

3-6歳時には毎年1レース西側諸国に遠征し3歳時にはアメリカのワシントンDCインターナショナルで3着、4歳時には凱旋門賞に挑戦しシーバードの5着(第44回凱旋門賞参照)、5歳時のワシントンDCインターナショナルでも2着と健闘した。

6歳で引退しソビエトで種牡馬となった。自身に匹敵するような産駒は出せなかったが、それでもソビエトのリーディングサイアーになっている。1975年事故により安楽死、14歳であった。孫の代にもボリショイ・フシエソユツニー賞を勝った馬が出ており、現在も父系は残っているようである。

競走成績

  • 1963年(5戦3勝)
    • М.И.カリニラ記念賞
  • 1964年(8戦7勝)
    • 社会主義国家大賞、ブカレスト賞、ロベルト・プフェルトメンゲスレネン、ボリショイ・フシエソユツニー賞(ダービー相当)、ゾテヒニコフ・コニエフォドフ記念賞、オックリティア賞、3着 - ワシントンDCインターナショナル
  • 1965年(5戦4勝)
    • オイロパ賞、ソヴィエト社会主義共和国賞、フスツォウピテルニー賞、5着―第44回凱旋門賞
  • 1966年(6戦5勝)
    • オイロパ賞、ソヴィエト社会主義共和国賞、ペキン賞、社会主義国家大賞、2着 - ワシントンDCインターナショナル
  • 1967年(4戦3勝)
    • オイロパ賞、ブダペスト賞、シュタイナドラー・レネン

種牡馬成績

ソビエト種牡馬チャンピオン - 1975,1976,1978年

主な産駒

  • エルファスト(ソヴィエト社会主義共和国賞、ブダペスト賞)
  • レノク(ソヴィエト社会主義共和国賞)
  • ガツォミオト(ボリショイ・フシエソユツニー賞、アニリン賞)
  • エテン(ボリショイ・フシエソユツニー賞、アニリン賞)
  • マグナット(エリータ賞)
  • ラツゴン(ボリショイレトニー賞)
  • ツェラ(コビル3レト大賞)

血統表

アニリン(Anilin)血統マッシーン系/Gainsborough5×4=9.38% Francja(Tagor)5×4=9.38%)

Element
1952 鹿毛 ソビエト連邦
Etalon Or
1936 栗毛 フランス
Massine Consols
Mauri
La Savoyarde Filibert de Savoie
La Balladeuse
Margaritka
1944 鹿毛 ドイツ
Gainslaw Winalot
Margaret Burr
Macedonja Mah Jong
Cylicja

Analogichnaya
1953 栗毛 ソビエト連邦
Agregat
1943 鹿毛 ハンガリー
Artist's Proof Gainsborough
Clear Evidence
Abeba Balbinus
Az a Hired
Giurza
1938 栗毛 ソビエト連邦
Zator Tagor
Ziya
Gagara Hetman Ney
Gortenziya F-No.27-a

外部リンク