カール・ラインムート
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カール・ヴィルヘルム・ラインムート(Karl Wilhelm Reinmuth, 1892年4月4日 - 1979年5月6日)はドイツの天文学者。
彼は1912年から1957年までハイデルベルクのケーニッヒシュトゥール天文台に勤務していたが、その間、1914年10月15日に小惑星(796)サリタを発見したのを皮切りとして、計395個の小惑星を発見した。なかには、彼自身命名できずに終わり、近年になって中野主一らにより命名されたものもある。
その発見の中でも特筆すべきは、アポロ群の天体である(1862)アポロと(69230)ヘルメスを発見したこと、トロヤ群の天体である(911)アガメムノン、(1143)オデュッセウス、(1172)アエネアス、(1173)アンキセス、(1208)トロイルス、(1404)アヤックス、(1437)ディオメデス、(1749)テラモンを発見したことである。
また、彼の発見した小惑星の一つである(5535)アンネフランク(命名はG. Aikman)には、2002年にスターダスト探査機が接近し、間近から観測している。
彼は二つの彗星も発見しており、ラインムート第1彗星 (30P)、ラインムート第2彗星 (46P)と名づけられている。
小惑星(1111)ラインムーティアは彼自身が発見し、彼の名にちなんで命名された。
小惑星番号の1227番から1234番までは、すべてラインムートの発見した小惑星で、この頭文字を番号順に並べると、"GSTRACKE"となる。これはドイツの天文学者グスタフ・シュトラッケ (G. Stracke) のことであるが、彼は自分の名前を惑星の名前にしないように求めていたため、彼の意思を尊重してこのような形になった。
- (1227) Geranium ゲラニウム
- (1228) Scabiosa スカビオサ
- (1229) Tilia ティリア
- (1230) Riceia ライシア
- (1231) Auricula アウリクラ
- (1232) Cortusa コルトゥサ
- (1233) Kobresia コブレシア
- (1234) Elyna エリナ