上総苅谷藩

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上総苅谷藩(かずさかりやはん)は、上総国(現在の千葉県夷隅郡苅谷)に存在した

藩史

堀直景は500石を領していたが、寛永19年(1642年)閏9月に父・堀直之の遺領である9500石を継いで合計1万石を領する譜代大名として諸侯に列したことから、上総苅谷藩が立藩した。ちなみに直景は書院番を務めたことから2000石を領していたため、本来なら父の遺領と併せて1万1500石の大名となるはずだが、相続と同時に1500石を弟の堀直氏に分与したことから、1万石となったのである。直景は寛文8年(1668年)8月に家督を嫡男の堀直良に譲って隠居、まもなく出家して宗三と号した。直良は寛文8年12月に陣屋を苅谷から上総国市原郡八幡に移したため、ここに上総苅谷藩は廃藩となり、以後、堀氏は上総八幡藩として存続した。

歴代藩主

堀(ほり)家

譜代。1万石。

  1. 堀直景(なおかげ)<従五位下。式部少輔>
  2. 堀直良(なおよし)<従五位下。飛騨守>

関連項目