手揉み茶

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テンプレート:出典の明記 手揉み茶(てもみちゃ)手揉みは煎茶本来の製法。摘んだの若芽の飲用成分を抽出し易くし、かつ保存性を高めるために、まずこれを数秒から数分間蒸した後、焙炉(ほいろ)と呼ばれる40℃から50℃に加温された台の上で、手で茶葉をほぐす、こねる、揉むなどの作業を行って乾燥させながら煎茶に仕上げてゆく。

手揉みにはの産地毎に数多くの流派がありそれぞれに手順が異なるが、総じて1回に煎茶数百グラムを得るのに4時間から7時間を要し、力を使う重労働であるために後継者が不足している。また、手揉みを生かすだけの質の良い茶葉も入手しにくくなっているため、希少価値は高まる傾向にある。

出来あがった手揉み茶は針状で艶があり、湯を注ぐと元の茶葉の形が現れる。その山吹色で、手揉みならではの深い香りと味わいがある。

関連項目

  • 入間市博物館狭山茶の主産地として茶をメインテーマとする。館所蔵の国登録有形民俗文化財「狭山茶の生産用具」には手揉み茶の道具も含まれる。手揉み茶の連続講座や、入間市手揉狭山茶保存会による実演を開催している。
  • [[全国手もみ茶振興会]]:全国20都道府県の手もみ茶保存会員より構成される。

外部リンク

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