東京都立国際高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月15日 (金) 22:01時点における伯爵令嬢より (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:日本の高等学校

東京都立国際高等学校(とうきょうとりつ こくさいこうとうがっこう)は、東京都目黒区駒場にある都立高等学校

概要

都立高校としては唯一の国際学科を設置している学校で、入試問題は英語のみ自校作成問題を導入しており、高度な英語力が要求される(おまけに傾斜配点も2倍になっている)。帰国生枠や在京外国人枠もある。2004から2006年度まで文部科学省からスーパーイングリッシュランゲージハイスクール (SELHi) の指定を受けていた。

沿革

テンプレート:節stub

教育

言語教育が極めて重視されており、外国語の授業では海外の出版物が多く利用されている。ドイツ語スペイン語フランス語朝鮮語中国語の履修も可能であり、高い語学力を付けることができる。すべての第二外国語の授業は、ネイティブの教師による、レベル別に分けた少人数のクラスで構成されており、日本語の苦手な帰国生、在京外国人、留学生などを対象にした日本語の授業もある。英語は、2クラスを4〜5つのレベルに分けて少人数制になっており、最上位レベルは、ネイティブの教師から英語のみを使った授業になっている。それ以外のレベルでも、日本人の英語教師とネイティブの教師が2人教えるチームティーチングを多く取り入れている。

英語圏の大学に進学を目指す生徒のために、SATTOEFLを準備するためのクラスがそれぞれ設けられている。日本国内出身、英語圏の帰国子女、英語圏以外の帰国子女などさまざまなバックグラウンドを持つ生徒が集まるので、英語、国語など習熟度別のクラス分けになっている。 「課題研究」が2年次と3年次の必修となっており、入念な調査研究のもと、本格的な論文執筆が行われる。 独自科目の「国際理解」では、文化理解・社会理解・環境表現の3分野について、学校製作の独自のテキストを用いて学ばれている。

8割以上が文系の大学を目指すが、理系を目指す学生にも配慮されたカリキュラムになっている。多くの学生が学校推薦で、有名大学に進学している。上智大学へは、毎年全国一の生徒を進学させている。

生徒

様々なバックグラウンドをもった生徒が在籍しており、全体の3分の1から半分が何らかの海外滞在経験又は、在京外国人で占められている。1学年におよそ240人の生徒が在籍していて、その内40人の帰国生枠(現地校、日本人学校を含む)、25人の在京外国人枠、15人の9月入学枠(帰国生徒と在京外国人)などの入学枠がもうけられている。帰国生徒、在京外国人枠の規定に合わないなどの理由で、一般枠で入学する帰国生徒又は在京外国人(いわゆる隠れ帰国)もかなりいる。更に、毎年数名の1年間の留学生が在籍し、姉妹校などの生徒が短期間訪れることもある。

交通

距離的には駒場東大前駅の方が近い。しかし平日朝の時間帯は、改札が込み合う上に中々開かない踏み切りを避けて遠回りしなければならず所要時間は両駅ともあまりかわらなくなる。駒場東大前駅から学生は、踏み切りを避け公園経由で通学するように指導されている。それでも10分はかからない。

文化祭

  • 「桜陽祭」と呼ばれる。毎年、来者数が3,000人を超え、2005年度は4,000人以上。文化際は学生主導で行われ、とても活発である。*3年生各クラスが劇を行う。他有志団体が多く、体育館・桜陽ホールで催される。飲食やお化け屋敷なども豊富。

主な出身者

関連項目

外部リンク

テンプレート:Asbox