松ヶ根部屋
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松ヶ根部屋(まつがねべや)は、二所ノ関一門に所属する日本相撲協会所属の相撲部屋。
歴史
1987年(昭和62年)7月場所に現役を引退して二子山部屋の部屋付き親方となっていた年寄・9代松ヶ根(元大関・若嶋津)が、1990年(平成2年)2月18日に内弟子2人を連れて二子山部屋から分家独立する形で松ヶ根部屋を創設した。おかみさんは元・歌手の高田みづえである。
1999年3月場所に新十両へ昇進した若孜を最初として、一時期は4人の関取を擁していたが、2006年11月場所に春ノ山が引退した後からは関取不在の状態が続いていた。2010年5月場所において松谷(現・松鳳山)が新十両へ昇進し、現在は部屋唯一の関取となっている。その松鳳山は2013年1月場所に部屋初の三役力士となった。
2013年1月28日には閉鎖された二所ノ関部屋から10代二所ノ関(元関脇・金剛)ら親方3人・行司1人・床山1人を受け入れた。
所在地
師匠
- 9代:松ヶ根 六男(まつがね むつお、大関・若嶋津、鹿児島)
所属年寄
力士
現役の関取経験力士
- 松鳳山裕也(小結・福岡)
幕内
- 前頭
十両
- 若東龍秀史(十3・茨城)
旧・松ヶ根部屋
大正時代に友綱部屋の小結・紅葉川が引退後部屋を創設し、1940年代に甲斐錦を幕内に育てたところで部屋を閉じ、二所ノ関部屋に弟子たちを譲り渡した。