誘う女

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テンプレート:Infobox Film誘う女』(To Die For)は1995年製作のアメリカ映画である。ガス・ヴァン・サント監督。サスペンススリラー。1990年に実際に起きた事件を題材にしたジョイス・メナードの小説『誘惑』の映画化。

ニコール・キッドマンがゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞した。

あらすじ

天気番組のキャスターであるスザーンは、「テレビに出て有名になる」ことが人生で最も大切であると信じている。もっと有名になるためにニュース・キャスターを目指していた。しかし彼女の夫はそれに理解を示さない。そんな夫が邪魔になってきたスザーンは、ある高校生を色仕掛けで唆し、夫を殺害させる。妻の差し金で殺されたことを知った夫の両親は、報復するため殺し屋にスザーン殺害を依頼する。

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
スザーン・ストーン ニコール・キッドマン 勝生真沙子
ラリー・マレット マット・ディロン 堀内賢雄
ジミー・エメット ホアキン・フェニックス 置鮎龍太郎
ラッセル・ハインズ ケイシー・アフレック 松野太紀
ジャニス・マレット イリーナ・ダグラス 佐藤しのぶ
リディア・マーツ アリソン・フォーランド 小山裕香
ジョー・マレット ダン・ヘダヤ 藤本譲
エド・グラント ウェイン・ナイト 安西正弘
アール・ストーン カートウッド・スミス 大木民夫
キャロル・ストーン ホランド・テイラー
フェイ・ストーン スーザン・トレイラー
マイク・ウォーデン刑事 ティム・ホッパー 牛山茂

実際の事件

このストーリーは1990年、当時22歳のパメラ・スマート(en:Pamela Smart)という女性が、15歳の少年を唆して彼女の夫を殺させた事件が元となっている。ニューハンプシャー州の高校で開かれた "Project Self-Esteem" というプロジェクトで講師をしていたパメラは、ボランティアで来ていた少年ビリーと知り合う。深い仲になった二人だったが、パメラは「夫さえいなければずっと一緒にいられる」とビリーを唆し、ビリーは友人二人と共にパメラの夫のグレッグを殺害、物取りの犯行のように見せかけた。

しかし、共犯となった少年の証言もあり、ビリーの犯行だという事が明らかになる。パメラが計画を立て、彼女を愛していたのでその計画に乗ったと語るビリーと、容疑を全く否認し無罪を主張するパメラの証言は真っ向から対立。その裁判の様子はテレビ中継され、全米で一大センセーションを巻き起こす。結局、警察はパメラと親しかったある女生徒の協力により、彼女自身の口からその計画を立てた事を引き出した。

パメラ・スマートは1991年3月に終身刑を宣告され、現在も刑に服している。

出典

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外部リンク

テンプレート:ガス・ヴァン・サント監督作品