昭和町駅 (香川県)
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|} 昭和町駅(しょうわちょうえき)とは、香川県高松市昭和町二丁目にある四国旅客鉄道(JR四国)高徳線の駅である。駅番号はT27。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。駅舎はない。無人駅であるが、朝のラッシュ時には駅員が配置される。トイレはない。
利用状況
1日平均の乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2008 | 504 |
2009 | 485 |
2010 | 476 |
2011 | 452 |
駅周辺
- 香川大学(本部・教育学部/経済学部・法学部)
- サンクリスタル高松
- 高松市歴史資料館
- 高松市中央図書館
- 瀬戸内海放送
- エフエム香川
- 西方寺(宇高連絡船紫雲丸事故の慰霊碑がある)
- 香川県立盲学校
- 初代高松駅の跡地でもある。1910年に移転して以来、当駅が設置されるまで77年の歳月を要した。
- 高松市立紫雲中学校
- 高松市立日新小学校跡 - 2010年閉校。
- 高松市中央卸売市場
- サークルK高松昭和店
- ジョイフル高松扇町店
- JR四国研修センター
- TSUTAYA西宝店 - JR四国研修センターグラウンド跡に2013年8月開業。
- 香川県教育センター
- 香川県道33号高松善通寺線
野球踏切
昭和町駅から南方200mにある市道八番町西浜新町線との踏切には「野球踏切」という奇妙な名前がついている。これは県立高松商業高校の野球部員達が、高徳本線を挟んだ練習場までの行き来に当踏切を利用していたことから名付けられたものである。
ちなみに当時の同校は現在地ではなく仮校舎が現在の香川大学教育学部の敷地に位置し、練習場が現在のJR四国研修センターの位置にあった。その後1949年には同校の校舎が現在地の松島町に新築されたため、かつてのように野球部員たちが往来することは無くなったが、2003年(平成15年)9月にはJR四国による解説看板が設置されて当時の状況を今に伝えている。
この踏切は1925年(大正14年)8月1日の国鉄高徳本線(現・高徳線)高松~志度間開業時に警報機の無い第4種踏切として設けられ、1951年(昭和26年)5月20日に警報機の設置で第3種踏切に格上げされた際に踏切名が命名された。その後1969年(昭和40年)3月30日に遮断機の設置で第1種甲踏切に格上げされて現在に至る。
野球踏切と駅を挟んだところにも踏切があり、上りの普通列車が駅に到着すると車掌が備え付けの箱に鍵を差し込み、降りている遮断機をいったん上げる。ワンマンカーではされない。
歴史
国鉄最末期の開業である。国鉄の駅だったのはわずか9日間だった。
- 1987年(昭和62年)3月23日 - 国鉄高徳本線の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる。
- 1988年(昭和63年)6月1日 - 路線名改正により、高徳線の駅となる。
隣の駅
- 四国旅客鉄道
- テンプレート:Color高徳線