松本薫 (狂言師)
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松本 薫(まつもと かおる、本名・同じ、1951年(昭和26年)3月24日 - )は、狂言方大蔵流能楽師。京都能楽会会員。[1][2]
1969年、広島大学附属中学校・高等学校卒業後、立命館大学法学部に入学(1977年、同大学卒業)。1974年、大学在学中に十二世茂山千五郎(のちの四世千作)に入門。同年、「瓜盗人」のアドで初舞台に立った。1984年には網谷正美、丸石やすしらと「狂言勉強会」を結成するなど活動の場を大きく広げた。その後この勉強会は「三笑会」として現在に至り、2004年には100回記念公演をしている。[1]
海外での活動にも積極的で、1984年にアメリカ・カナダでの海外公演を皮切りに、1999年には、フランス政府文化省・パリ市立劇場の後援で「MONNAIE DE SINGES」を制作。カナダ・ポルトガル・スペイン・フランスで公演をしている。[1]