熙川市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 熙川市(ヒチョンし)は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の慈江道南部の都市。人口16万3000人(1987)。
自動車産業など機械工業が盛んである。内陸にあり攻撃されにくいので兵器工場も多いようである。
近隣を流れる清川江と将子江を利用した2ヶ所の水力発電所建設プロジェクトと先端技術企業での経済発展を背景に、金正日が何度も視察に訪れた都市として「熙川速度」などと引用されている。
歴史
熙川はかつては山間の小村だったが、朝鮮戦争中に金日成が機械工業都市として建設した[1]。その後、自動車産業、電気電子工業などが発達した。兵器産業[2]やウラン濃縮を行う目的で遠心分離工場もあると言われている[3]。
煕川水力発電所も建設され、2012年2月には平壌まで送電線が完成した。この発電所建設プロジェクトは2009年の経済発展「150日戦闘」計画の一つであり、その建設スピードの速さを評して「熙川速度」[4]と呼ばれた。
経済
自動車産業、電気電子工業などが発達しており、下記の主要企業が存在する。
交通
平壌から通じる高速道路がある。また順川市から通じる満浦線も通る。