カルロス・サウラ
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カルロス・サウラ(Carlos Saura, 1932年1月4日- )はスペインの映画監督・脚本家。
略歴
母親はピアニスト、兄弟に画家がおり、若い頃から写真・映画に興味を持つ。マドリッドで映画制作とジャーナリズムを学ぶ。
1955年から短編映画の製作を始め、1958年に『Cuenca』で長編映画監督としてデビュー。1966年の『狩り』と1968年の『ペパーミント・フラッペ』で二度のベルリン国際映画祭監督賞を受賞している。
70年代には1974年の『従妹アンヘリカ』で第27回カンヌ国際映画祭で審査員賞を、フランシス・フランコが死去した後の1976年の『カラスの飼育』で第29回カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリを受賞している。
80年代に入り、1981年に『急げ、急げ』が第31回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞。その後製作した『血の婚礼』(1981年)、『カルメン』(1983年)、『恋は魔術師』(1986年)は「フラメンコ三部作」として知られる。中でも『カルメン』は第36回カンヌ国際映画祭で芸術貢献賞を受賞した。
1991年には『歌姫カルメーラ』でゴヤ賞の作品賞・監督賞を受賞。
私生活
1967年から1979年まで女優のジェラルディン・チャップリンと交際していた。2006年にEulalia Ramónと結婚している。
主な監督作品
- 狩り La Caza (1966年)
- ペパーミント・フラッペ Peppermint Frappe (1968年)
- 従妹アンヘリカ La Prima Angerica (1974年)
- カラスの飼育 Cria cuervos (1976年)
- ママは百歳 Mamá cumple cien años (1979年)
- 急げ、急げ Deprisa, deprisa (1981年)
- 血の婚礼 Bodas de sangre (1981年)
- アントニエッタ Antonieta (1982年)
- カルメン Carmen (1983年)
- 恋は魔術師 El Amor brujo (1986年)
- エル・ドラド El Dorado (1987年)
- 歌姫カルメーラ !Ay, Carmela! (1990年)
- セビジャーナス Sevillanas (1992年)
- マラソン Marathon (1992年)
- 愛よりも非情 !Dispara! (1993年)
- フラメンコ Flamenco (1995年)
- タクシー Taxi (1996年)
- タンゴ Tango, no me dejes nunca (1998年)
- ゴヤ Goya en Burdeos (1999年)
- ブニュエル ~ソロモン王の秘宝~ Buñuel y la mesa del rey Salomón (2001年)
- サロメ Salome (2002年)
- イベリア 魂のフラメンコ Iberia (2005年)
- ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い Io, Don Giovanni (2009年)
- フラメンコ・フラメンコ flamenco,flemenco (2010年)