GLOVIA
GLOVIA(グロービア)は富士通が開発・販売する統合ビジネスソリューションおよび業務管理ソフトウェアパッケージである。
業務パッケージのラインナップ
GLOVIA smart
中堅企業向け統合ERPソリューションパッケージ。 GLOVIA smart認定ソフトウェアであれば、相互連携が容易に行える。(SOA技術による。)
2006年7月より出荷が開始された。
GLOVIA-C
中堅企業向けシステム。RDBMSにSymfowareを使用している。Oracleにも対応している。 また、過去にはIBM向けパッケージとして、RDBMSをDB2に変更したDB2版も存在したが、 2007年現在、DB2版は出荷停止されている。 サーバ用OSはWindows Server。
財務会計、人事給与、販売管理、生産管理などの業務別にラインナップされている。 GLOVIA-C XIでは、中堅企業向けERPソリューションの国内シェアNo.1を獲得している。 関連システムとして国立大学法人向け「GLOVIA-C会計情報システムCampus」、 独立行政法人向け「GLOVIA-C会計情報システムPublic」がある。
財務会計システムでは、FDWH(Financial Data WareHouse)と呼ばれる大容量の会計専用データウェアハウスを装備しており、業務で発生したデータを明細レベルで蓄積できる。このデータには商品や販売チャネル、セグメントなどユーザが分析したい視点を自由に付与することができ、管理会計的な使い方にも対応する。明細レベルでデータを管理しているため、柔軟な分析が可能であり、分析軸の切り替えやドリルダウンにより、必要な情報を容易に入手できる。
Excelテンプレートと呼ばれるMicrosoft Excelのマクロを利用した機能を装備しており、大量データの投入や抽出をExcelで一度に行える。この機能はほとんど決まりきったような大量なデータを1画面ずつ投入するよりも効率的である。また、蓄積したデータの中から必要なデータのみを取り出して、ユーザが独自にExcelで加工・編集することなども自由に行えるため、会社独自の報告書作成などに便利である。
明細レベルでの処理を高速化するため、残高データはメモリ上に効率的に保持しており、データが大容量になっても十分耐えうる仕様となっている。この仕組みはGLOVIA/SUMMITでも同様である。
GLOVIA/SUMMIT
エンタープライズ向けシステム。
サーバOSはUNIX