インディス
インディス(Indis、第一紀? - )は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『シルマリルの物語』の登場人物。 ヴァンヤールの女性。ノルドールの上級王フィンウェの二番目の妻。
ヴァンヤールの近親に、全エルフの上級王イングウェ。 夫はフィンウェ。息子にフィンゴルフィンとフィナルフィン。娘にフィンディスとイリメ。 ヴァンヤールであるインディスは金髪の持ち主であり、かの女によってノルドールの王家にヴァンヤールの思慮深さと金髪がもたらされた。
『中つ国の歴史』によれば、かの女自身、もしくはかの女の母はヴァンヤールの王イングウェの姉妹である。つまりインディスはイングウェの妹、もしくは姪ということになる。
ノルドールの悲劇のはじまり
フィンウェの最初の妻ミーリエルは、息子フェアノールを産むと心身ともに疲れ、ローリエンの庭に横たわり、この世を去った。フィンウェは二人目の妻インディスを娶り、二人の息子フィンゴルフィンとフィナルフィン、二人の娘フィンディスとイリメのが生じた。フェアノールはこのことを好まず、インディスとその子供たちを嫌った。フェアノールとフィンゴルフィンは、メルコールの虚言もあって対立した。この対立からフェアノールの自分の一党以外のエルダールへの愛を減じ、ヴァラールへの不信は深まっていった。メルコールによってフィンウェが殺されシルマリルが盗まれると、フェアノールとフェアノールの息子たちは、「フェアノールの誓言」と呼ばれるおそろしい誓いをたて、同族殺しを繰り返すことになる。もしミーリエルが世を去らなければ、フィンウェがインディスを娶らなければ、そしてまたフィンゴルフィンが生まれなければ、フェアノールがここまで駆り立てられることはなかったのかもしれない。
インディスはフィンウェの死後、娘のフィンディスとともにヴァンヤールのもとへ帰っていった。
フィンウェの家族
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