トロメリン島

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トロメリン島(トロメリンとう、Tromelin Island, [/troʊmˈlæn ʕaɪlənd/], フランス語ではÎle Tromelin [/il tʀɔmlɛ̃/])は、インド洋マダガスカル島の東約450kmにあるフランス領の。南緯15度53分東経54度31分に位置する、標高の低い平らな、面積1km²足らずの小島である。この島には、港や投錨に適した場所がなく、海からのアクセスは困難である。島には全長1,000mの滑走路が造られており、飛行機の発着が可能である。

ファイル:Ile tromelin 76.jpg
地図 島の北端に位置する測候所は1954年に建設された。

トロメリン島は、珊瑚礁に取り囲まれた、全長1,700m、全幅700mのヤブに覆われた砂地の島である。この島は、海鳥やウミガメの営巣地となっている。

この島は1722年フランスの航海士によって初めて記録されている。島の名前は、1776年にこの島を訪れたフランスの軍艦 La Dauphine号のトロメリン艦長の名前に由来する。トロメリン島は1954年にフランスに占領されたが、モーリシャスはこれに抗議している。1761年この島は海難事故の現場となった。マダガスカルからモーリシャスに奴隷を運搬していたフランスの船 Utile号が島の珊瑚礁に座礁した。乗組員らは救命用の筏でマダガスカルにたどり着いたのだが、約60人の奴隷たちはこの島に取り残された。15年後にトロメリン艦長らが生存者を救出したのだが、生存していたのは7人の女性と生後8ヶ月の子供であった。

1814年、レユニオンの一部として編入されたが、現在はレユニオンの一部ではない。トロメリン島は、280,000km²の排他的経済水域を有している。この島については、モーリシャスも領有権を主張している。この島には、サイクロンを警戒するための気象観測所が設けられており、レユニオンから気象観測士が派遣される。

関連項目

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