恵山市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox 恵山市(ヘサンし、혜산시)は朝鮮民主主義人民共和国北部の両江道の道都。鴨緑江に面した中国との国境の町である。
国境となっている鴨緑江が、この周辺では狭くまた浅くなっているため、密貿易が盛んである。このため一説には生活水準は平壌より上といわれている。人口11万人(2000)テンプレート:要出典
地理・気候
標高2,000m級の山々に囲まれた標高715mの恵山盆地の中心部にある。朝鮮でも特に寒い地域であり、1915年には-42℃を記録した。冬季の1月の平均気温は-16.5℃と酷寒である。
東は雲興郡、東北は普天郡、南は甲山郡、西は三水郡に接する。北は鴨緑江を隔てて中国吉林省の長白朝鮮族自治県がある。
テンプレート:Weather box</center> テンプレート:Weather box
歴史
歴史的には咸鏡道甲山郡の一部であり、恵山鎮を中心に辺境防御の砦が置かれていた。
- 朝鮮王朝時代 - 甲山府に属し恵山鎮が置かれ、兵馬僉節制使が駐在した。
- 1934年 - 普恵面が恵山邑に昇格。
- 1942年4月 - 甲山郡から恵山邑・雲興面・普天面を分割、鳳頭面・大鎭面を新設し、三水郡別東面を編入して恵山郡を新設(1邑5面)。
- 1952年12月 - 恵山郡の恵山面・鳳頭面全域、雲興面・別東面の各一部により再構成。
- 1954年10月 - 新設された両江道に属し、中心部が恵山市に、山間部が雲興郡となる。
- 1961年3月 - 雲興郡の一部を編入。
交通
- 恵山線
観光
- 掛弓亭:恵山鎮城南門の門楼として李氏朝鮮時代に建てられた。
教育
- 師範大学
- 農林大学
メディア
- 両江道放送
- 両江日報
参照項目
脚注