三河上郷駅
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三河上郷駅(みかわかみごうえき)は、愛知県豊田市上郷町5丁目にある愛知環状鉄道線の駅である。駅番号は07。
駅構造
2面2線の相対式ホームで、中岡崎・岡崎方面の1番線(下り)ホームは20m車両10両分の有効長があり、開業時から使用されている。新豊田・高蔵寺方面の2番線(上り)ホームは当駅 - 北野桝塚駅間の複線化にあたり新設された。待合室がある。高架駅である。
窓口営業は朝夕時間帯(7:00 - 11:50、14:30 - 19:20)で、それ以外の時間帯及び土休日は無人駅となり、自動券売機も利用できないため、階段を上った先にある乗車駅証明書発行機を利用する必要がある。また、自動改札機やエレベーターなどは設置されていない。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■愛知環状鉄道線 | 下り | 中岡崎・岡崎方面 | 20m車10両長 |
2 | ■愛知環状鉄道線 | 上り | 三河豊田・高蔵寺方面 | 20m車4両長 |
駅周辺
住宅地である。
- 伊勢湾岸自動車道
- トヨタ自動車上郷センター
- トヨタ自動車上郷工場(徒歩だと距離がある。隣の永覚駅のほうが近い)
- 愛知県立豊田工業高等学校
- 豊田市立上郷中学校(岡崎海軍航空隊基地司令部の跡地と思われる)
- 愛知県道76号豊田安城線
- 愛知県道239号岡崎豊明線
- 上野城址
バス路線
利用状況
豊田市統計書によると、当駅の一日平均乗降客数は以下の通り推移している。
歴史
- 1976年(昭和51年)4月26日 - 日本国有鉄道岡多線の駅として開業。旅客のみ取扱い。当時は単式1面1線の無人駅。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に継承。
- 1988年(昭和63年)1月31日 - 岡多線が愛知環状鉄道に転換。
- 2001年(平成13年)12月23日 中岡崎 - 北岡崎間、北野桝塚 - 当駅間複線化により2面2線化、有人駅化。
中部国際空港連絡鉄道について
本駅から愛知環状鉄道線の途中で分岐し、中部国際空港までの鉄道が検討されていたことがある。1996年8月「三河・知多新空港交通対策協議会(1997年に中部国際空港連絡鉄道建設促進協議会と改称)」は、本駅(関係資料には「豊田・岡崎両市の市境付近から分岐し」とある[1])から分岐して、東海道新幹線の三河安城駅を経て名鉄常滑線の常滑駅に至るルートを想定し、事業費を2,600億円から3,200億円と試算した。ただし2013年3月現在、その後の進展はない[2]。