全国健康福祉祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全国健康福祉祭(ぜんこくけんこうふくしさい)は、60歳以上を中心とするスポーツと文化の祭典である。愛称はねんりんピック。厚生労働省、開催都道府県および政令指定都市、長寿社会開発センターの共催で開催されている。
目次
概要
1988年(昭和63年)に、厚生省50周年記念事業の一環として、兵庫県と神戸市が地元主催者となり、第1回ひょうご大会が開催された。以来、毎年各都道府県持ち回りで開催されている。
テーマソングは白鳥英美子の「明日へとつづく道」。
開催される主な行事
総合開会式
常陸宮正仁親王および正仁親王妃華子を迎え、ウェルカムアトラクション、選手団入場行進、炬火点火、常陸宮のおことば、○○宣言(○○の中に開催地が入る)、メインアトラクションが行われる。
国民体育大会と同様炬火リレーも行われている。(ただし、第12回福井大会(サンドーム福井で開会式)と第13回大阪大会(大阪ドーム)は炬火の代わりにモニュメントの点灯式が行われた。)
交流大会
スポーツ・文化のふれあいを図るため、交流大会として行われる。
スポーツ交流大会
ふれあいスポーツ交流大会
文化交流大会
文化行事
総合閉会式
次回開催地への大会旗引継、アトラクションが行われ、4日間の大会に幕を閉じる。
開催地一覧
回 | 年 | 開催地 |
---|---|---|
1 | 1988年 | 兵庫県・神戸市 |
2 | 1989年 | 大分県 |
3 | 1990年 | 滋賀県 |
4 | 1991年 | 岩手県 |
5 | 1992年 | 山梨県 |
6 | 1993年 | 京都府・京都市 |
7 | 1994年 | 香川県 |
8 | 1995年 | 島根県 |
9 | 1996年 | 宮崎県 |
10 | 1997年 | 山形県 |
11 | 1998年 | 愛知県・名古屋市 |
12 | 1999年 | 福井県 |
13 | 2000年 | 大阪府・大阪市 |
14 | 2001年 | 広島県・広島市 |
15 | 2002年 | 福島県 |
16 | 2003年 | 徳島県 |
17 | 2004年 | 群馬県 |
18 | 2005年 | 福岡県・福岡市・北九州市 |
19 | 2006年 | 静岡県・静岡市 |
20 | 2007年 | 茨城県 |
21 | 2008年 | 鹿児島県 |
22 | 2009年 | 北海道・札幌市 |
23 | 2010年 | 石川県 |
24 | 2011年 | 熊本県 |
25 | 2012年 | 宮城県・仙台市 |
26 | 2013年 | 高知県[1] |
27 | 2014年 | 栃木県[1] |
28 | 2015年 | 山口県[1] |
29 | 2016年 | 長崎県[1] |
30 | 2017年 | 秋田県[2] |
31 | 2018年 | 富山県[2] |
32 | 2019年 | 和歌山県[3] |
33 | 2020年 | 未定[3] |
34 | 2021年 | 神奈川県・横浜市・川崎市・相模原市[3] |
35 | 2022年 | 愛媛県[3] |
その他
- 本イベントの協賛イベントとして、全国ゴールデンシニアバスケットボール大会が開催される。
- 高齢者層対象の全国健康福祉祭とは逆に、35歳以下の地域青年を対象とした全国青年大会というスポーツ・文化の祭典もある。