むつ湾フェリー
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むつ湾フェリー株式会社(むつわんふぇりー)は、青森県、外ヶ浜町、脇野沢村(現むつ市)が主体として出資・設立された第3セクターの会社である。平成19年6月1日時点では弘南バスが筆頭株主であったが、その後青森県が66,191千円の出資を行い、筆頭株主となった(平成20年6月1日時点)[1][2]。
下北半島と津軽半島を結ぶフェリー航路を有する。青森市からむつ市脇野沢・川内に向かう場合、当航路を利用するほうが、野辺地町経由より便利である。
近年は利用者の減少による赤字に悩まされており、離島航路青森~佐井航路は廃止が検討されていたが、2006年1月より離島航路は新会社シィラインで運航し、同社はフェリー航路の営業に専念することになった。
航路
使用船舶
カーフェリー かもしか
- TSUGARU-SHIMOKITA LINE.JPG
蟹田港に停泊する「かもしか」。
(2002年8月24日) - Mutsuwan Ferry Kamosika.JPG
陸奥湾を脇野沢港へ向かって航行する「かもしか」。
(2009年9月20日)
沿革
- 1967年11月 - 関係市町村から休航中の青森~大湊航路(青森~脇野沢~川内~大湊)、青森~大間航路(青森~牛滝~福浦~佐井~大間・離島航路指定)再開の要望があり自治体と個人の出資により「下北汽船株式会社」設立。青森商船株式会社から休航中の航路・船舶の譲渡を受ける(のち青森~大湊航路を廃止し、青森~脇野沢~佐井離島航路に一本化)。
- 1979年4月1日 - 関係市町村・民間からの出資により「むつ湾フェリー株式会社」設立、蟹田~脇野沢航路を開設。
- 1987年10月 - 「下北汽船株式会社」と「むつ湾フェリー株式会社(旧)」合併。
- 2005年10月24日 - 本社を青森市から外ヶ浜町(蟹田)へ移転。
- 2006年