ウキクサ科

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ウキクサ科(Lemnaceae)は単子葉植物に属し、すべて水に浮く水草である。

ウキクサ科植物の総称としてウキクサということもあるが、種としてのウキクサ(Spirodela polyrhiza)を指す場合もある。また、普通名詞として水面に浮かぶ水草を指す場合もある。

転じて、一カ所に生活の場を定めないことを「浮き草」暮らしなどと使うこともある。

特徴

ウキクサ科の植物は、大部分が水面に浮く浮遊性の水草で、一部に沈水性のものがある。一見、葉だけが水面に浮かんでいるように見えるが、これを葉と茎が融合した葉状体と呼ぶ。葉状体は楕円形で、中に空気を含んでいる。種によっては根のないものもあるが、多くは葉状体裏面の端から水面下に1本~数本の根を下垂させる。通常は側面に新しい葉が出てきて、それが根を出して独立することで無性生殖する。まれに花を咲かせるが、ごく小さくて目立たない。多くのものでは、葉のそばに小さなが顔を出す。花には雌しべ1本と、雄しべ1~2本があるだけである。


進化的にはサトイモ科に近縁とされ、APG植物分類体系ではサトイモ科に分類されている。

代表的な種

ウキクサ科 Lemnaceae

参考文献

  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他『日本の野生植物 草本I 単子葉植物』,(1982),平凡社

外部リンク

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