空気のビタミン
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空気のビタミン(くうきのビタミン)とは、疑似科学用語のひとつ。 マイナスイオンの形容としてよく使われる。
空気のビタミンという概念は、マイナスイオンが流行する以前から存在した。その起源は、18世紀の室内空気質の悪化原因のひとつとして、空気中に酸素以外に必須摂取物質があるという仮説(思想)である。現在では室内空気質の悪化は熱環境や有害物質によるものと解明され、また空気中に含まれる元素・分子の分析が進み、それぞれの人体への影響の検証などから、必須摂取物質という仮説は否定されている。
しかし、科学の世界では否定されたこの思想も、疑似科学の世界では現在も生きつづけ、空気のビタミンをうたう疑似科学商品・代替医療商品の氾濫はあとを絶たない。