タカ派

テンプレート:Redirect テンプレート:出典の明記 タカ派（タカは。英語：halk, bellicist）とは、政治的傾向の分類で、戦争など武力を辞さない姿勢を持つ人または集団を指す語。強硬派（きょうこうは）ともいう。対義語はハト派である。

語義

鷹が猛禽類であることから、その持つ雰囲気や習性などを政治的傾向の分類にもちいたもの。かならずしも明確な基準はないが、一般的にジンゴイストをこう呼ぶ。

かつては、「鷹＝武力による解決」「鳩＝対話による解決」と説明されることが多かったが、現代日本では武力を実際に用いることが少ないため、単に対外強硬姿勢をとり係争相手国を挑発する姿勢をタカ派とすることが多い。

なお、現在の日本では、自由民主党保守傍流（清和政策研究会、志帥会）がタカ派、自由民主党保守本流（平成研究会、宏池会、為公会）、公明党、社会民主党がハト派とされることが多い。

日本では右派とタカ派のイメージは往々にして同一視されるが、右派とタカ派は同じではない。右派においても左派においてもハト派・タカ派が存在することはあり得るし、ハト派・タカ派の区分は他の政治勢力と比較した上で判断される相対的なものでしかない。

諸外国では、アメリカで第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、冷戦において積極的だったのは民主党であり、一方、これらの戦争に消極的で、デタントを始めたのは共和党（アイゼンハワー政権～ニクソン政権～フォード政権の流れ）である。一方で、共和党もレーガン政権がソ連との対決姿勢を強めた（いわゆる新冷戦）ほか、湾岸戦争（ジョージ・H・W・ブッシュ政権）、イラク戦争を始めとする対テロ戦争（ジョージ・W・ブッシュ政権）において先導的な役割を果たしている。