地理能力検定
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地理能力検定(ちりのうりょくけんてい)は、財団法人日本余暇文化振興会が実施する地理の検定試験。一般に地理検と呼ばれる。歴史能力検定と並ぶ、社会科系検定のひとつであり、地理能力の向上、中学や高校の受験対策としても活用できる。
JTB能力開発が実施する「旅行地理検定」とは異なる。
試験および実施概要
詳細は地理能力検定公式サイト「試験の概要」を参照。2010年(平成22年)度は3級 - 5級の団体受験のみ実施する。
受験級
2010年度から、以下のような基準で各級のレベルが設定されている。
- 1級 地理に興味関心があり、地理を専門的に学ぶ人を対象にした問題。2011年(平成23年)度以降実施。
- 2級 学校地理だけでなく観光教養分野などから幅広く出題される問題。(実施準備中)
- 3級 高校生地理履修程度の地理の基礎知識を問う問題。 社会人や高校生が自分の地理知識を把握するのに適する。
- 4級 中学校地理履修程度の地理の基礎知識を問う問題。
- 5級 小学校高学年地理履修程度の地理の基礎知識を問う問題。
合格基準
- 各級とも正解率70%以上で「合格証」が発行される。
合格者の特権
本検定「1級日本地理」または「2級日本地理」の合格者には、国土交通大臣が実施する通訳案内士試験の「日本地理」の科目が免除される。
参考書
参考書は書店やネットでは売っていないため、事務局に直接申し込みをする必要がある。申し込み方法は郵便局で支払うのみ。払込書に必要な本の部数等を通信欄に書き、送り先住所をおところに書く。支払ってから数日後に郵送で送られてくる。参考書は問題集となっている。なお、手数料は自己負担となる。[1]