松井芳郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
松井 芳郎(まつい よしろう、1941年2月21日-)は、日本の法学者。名古屋大学名誉教授。専門は、国際法。京都府出身。
来歴
来歴は以下のとおり[1]。
学歴
- 1959年3月 - 京都府立洛北高等学校卒業
- 1963年3月 - 京都大学法学部卒業
- 1965年3月 - 京都大学大学院法学研究科修士課程修了
- 1967年3月 - 京都大学大学院法学研究科博士課程退学
職歴
- 1967年4月 - 名古屋大学法学部助手
- 1968年4月 - 名古屋大学法学部助教授
- 1976年4月 - 名古屋大学法学部教授
- 1999年4月 - 名古屋大学大学院法学研究科教授
- 2004年3月 - 名古屋大学定年退官
- 2004年4月 - 立命館大学大学院法務研究科教授、名古屋大学名誉教授
- 2011年3月 - 立命館大学定年退職
恩師
指導教官は田畑茂二郎。
家族
父親は京都大学経済学部教授を務めた松井清(国際貿易論)。
著書
単著
- 『現代日本の国際関係――安保体制の法的批判』(勁草書房、1978年)
- 『現代の国際関係と自決権』(新日本出版社、1981年)
- 『湾岸戦争と国際連合』(日本評論社、1993年)
- 『国際法から世界を見る――市民のための国際法入門』(東信堂、初版2001年・第2版2004年・第3版2011年)
- 『テロ、戦争、自衛――米国等のアフガニスタン攻撃を考える』(東信堂、2002年)
- 『国際環境法の基本原則』(東信堂、2010年)
共著
- (佐分晴夫・松田竹男・岡田泉・田中則夫・薬師寺公夫)『国際法』(有斐閣、初版1988年・新版1993年・第3版1997年)
- (佐分晴夫・坂元茂樹・小畑郁・松田竹男・岡田泉・田中則夫・薬師寺公夫)『国際法』(有斐閣、第4版2002年・第5版2007年)
共編著
- (木棚照一・加藤雅信)『国際取引と法――山田鐐一教授退官記念論文集』(名古屋大学出版会、1988年)
- (高林秀雄・山手治之・小寺初世子)『国際法(1・2)』(東信堂、1990年)
- (田畑茂二郎・竹本正幸・薬師寺公夫)『国際人権条約・宣言集』第1版(東信堂、1994年)
- (田畑茂二郎・竹本正幸)『判例国際法〔初版〕』(東信堂、2000年)
- (山本草二・古川照美)『国際法判例百選〔初版〕』(有斐閣、2001年)
- (藤田久一・坂元茂樹)『人権法と人道法の新世紀――竹本正幸先生追悼記念論文集』(東信堂, 2001年)
- (山手治之・香西茂)『ベーシック条約集』(東信堂、2004年)
- (薬師寺公夫・坂元茂樹・小畑都・徳川信治)『国際人権条約・宣言集』第3版(東信堂、2005年)ISBN 4-88713-637-4
訳書
論文
- 「サンフランシスコ体制とマルクス主義法学」『マルクス主義法学講座 第1巻』
記念論文集
- 松田竹男・田中則夫・薬師寺公夫・坂元茂樹(編)『現代国際法の思想と構造Ⅰ――歴史、国家、機構、条約、人権』(東信堂、2012年)
- 松田竹男・田中則夫・薬師寺公夫・坂元茂樹(編)『現代国際法の思想と構造Ⅱ――環境、海洋、刑事、紛争、展望』(東信堂、2012年)
脚注
テンプレート:Reflistテンプレート:People-substub テンプレート:Academic-bio-stub
テンプレート:Law-stub- ↑ 松井芳郎教授略歴・主な業績立命館法学2010年5・6 号(333・334号)