中在家信号場
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中在家信号場(なかざいけしんごうじょう)は、三重県亀山市加太中在家にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の信号場である。
概要
加太駅より柘植駅方向に約4.6kmにある信号場である。「加太越」と呼ばれる柘植駅方向に25パーミル (25/1000) の上り勾配上にあり、スイッチバック式となっている。
かつては発着線を2本備えており、同時に列車交換や待避が可能な信号場であったが、1998年に路線の実情に見合った単純な配線に改められた。2006年3月18日改正ダイヤからは定期列車の交換がなくなるとともに折返線関係の全信号機が使用停止とされ、以後はJR難波方・名古屋方にそれぞれある本線用の場内信号機のみが稼働している。
信号場内で分岐する線路は一方が発着線、もう一方が引上線となっている。対向列車を待つ列車は、亀山行き列車の場合は本線から一旦引上線へ入線ののち逆走して本線を横切り発着線へ入線し対向列車と行き違いを行う。一方、加茂行き列車の場合は本線から一旦発着線へ入線したのち、逆走して本線を横切り引上線へ入線し対向列車と行き違いを行う。
使用状況
以前は大部分の列車が対向列車との交換を行っていたが、上記(2006年)ダイヤ改正までに運行本数の減少などに伴って、朝と夕方に一部の列車のみが交換を行うのみとなっていた。
上述のとおり、使用停止後も本線上の信号機が動作しているほか、閉塞区間の境となっている。
周辺
山間部である。国道25号(旧道および名阪国道)がほぼ並行しているが、信号場付近に自動車で近づく事は困難である。
歴史
前後の駅
外部リンク
- 中在家信号場発車 (関西本線)(わが国鉄時代2) - 鉄道ホビタス(ネコ・パブリッシング) ※1973年当時の画像を掲載。往時の駅施設と列車を見ることができる。