ウリィ銀行

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ウリィ銀行本店。ソウル特別市中区会賢洞。正面のビル(2012年1月撮影)

ウリィ銀行(ウリィぎんこう)は、大韓民国に所在する銀行。本店はソウル特別市に置く。

概要

創業は、大韓帝国時代の1899年、初の民族資本による大韓天一銀行にさかのぼる(当時、国内には日本資本の第一銀行が存在していた)。 アジア通貨危機下の1998年、韓一(ハニル)銀行と韓国商業銀行が合併しハンビッ銀行として誕生し、2002年5月現在の行名に変更した。国内での預金高では、朝興銀行を買収した新韓銀行に抜かれ、現在第3位。銀行の全株式をウリィ金融持ち株会社が保有し、韓国証券取引所(証券コード:53000)とニューヨーク証券取引所証券コード:WF)に株式を上場している。傘下には国内の地方銀行である光州銀行慶南銀行証券クレジットカード等の子会社を有する。

また、1998年のアジア通貨危機以降、韓国大手銀行7行で唯一の純韓国系資本銀行である。

2004年12月7日、北朝鮮に開城工業団地支店を開設した。

日本の金融庁の分類では「外国銀行」となり統一金融機関コード0477で、東京支店は港区虎ノ門にある。

転写方式の違いのために「ウリ銀行」と表記されることも多いが、日本法人は表記を「ウリィ」としている。これは、実際に発音した時、「ウリー」と伸ばすような音になるからだと推測されている。「ウリ」とは朝鮮語で「我々の」という意味の固有語。ちなみに、旧行名のハンビットとは「一つの光」という意味の言葉である。なお「ウリィ銀行」という行名に対し、他行は「『自分の銀行』というのと、ライバルの銀行名が同じ発音になるのは紛らわしい」と使用差し止め訴訟を行ったが棄却されている。

スポーツの面では韓国女子バスケットボールリーグで強豪チームを持ち、韓国代表選手が多数いる。また、Kリーグの有力クラブの水原三星ブルーウィングスは前身の韓一銀行のサッカー部を継承したチームである。そして、2005年秋からはテレビコマーシャル(ウリィ金融持ち株会社名目)に朴智星朴賛浩を起用している。

2007年9月18日より、在日支店がセブン銀行と提携することになった(以前に、日本郵政公社郵便貯金ATMによる入出金でも提携済みである)。セブン銀行外国銀行との提携は2行目(正確には、シティバンク、エヌ・エイが外国銀行の在日支店として最初に提携しているため、3行目とも云えるが、日本法人・シティバンク銀行に譲渡したため、実際には、それに続いて提携しているブラジル銀行に次いで2行目という事になる)。さらに、2010年10月18日からは同じく在日支店がイオン銀行と提携した。これにより、流通グループ2強の傘下にある銀行2社行と提携したこととなる。

特徴

  • インターネットバンキングについては、SSL認証に加え、ブラウザに応じXecurewebという韓国製のソフトやTouchEn keyというキーボードハッキング防止プログラムの常駐によるセキュリティ方式を取っている。かつてはSSL認証を行っていなかったため、逆にフィッシングスパイウェア等の不正アクセスの可能性が高く、またインターネットブラウザやOSが限定されていた。(これはウリィ銀行に限らず、他の韓国系外国銀行にも言えた。)現在では複数のインターネットブラウザやOS・スマートフォンに対応している。また、ログイン方法により韓国語・英語・中国語・日本語・インドネシア語・フィリピン語・モンゴル語・ベトナム語・タイ語等に対応している。

関連項目

外部リンク

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