ノヴォシビルスク諸島
ノヴォシビルスク諸島(ノヴォシビルスクしょとう、テンプレート:Lang-ru, Novosibirsk, テンプレート:Lang-en)とは北極海のシベリア東部沿岸、ラプテフ海と東シベリア海の間にある島嶼。北緯約75度にある北極圏の島である。ロシアのサハ共和国に属する。
地理
ノヴォシビルスク諸島は低い陸地からなる。最高点はコテリヌイ島のマラカチン・タス山で標高は374mである。
ノヴォシビルスク諸島はアンジュー諸島、アンジュー諸島とシベリア本土の間にあるリャーホフスキー諸島、アンジュー諸島の北東に位置するデ・ロング諸島からなる。ノヴォシビルスク諸島から北へは、海底山脈であるロモノソフ海嶺が、北極点を経てカナダ北極諸島のエルズミア島まで伸びている。
歴史
現在から17,000年から24,000年前、最終氷期最盛期(Last Glacial Maximum)のノヴォシビルスク諸島は、シベリアとアラスカの間にあった更新世後期の陸地・ベーリンギア(Beringia、ベーリング地峡)北部にある大北極平野(Great Arctic Plain)の中の丘陵地帯だった。大北極平野は160万km²の広さがあったが、氷河期が終わり完新世になると、7,000年間という比較的短い時間のうちにノヴォシビルスク諸島を残して海没し、北極海・東シベリア海・ラプテフ海の一部になった[1][2][3]。
平野が最も大きくなった時期、海水面は現在より100mから120m低く、海岸線は現在のシベリアの海岸線から700kmから1,000km北にあった。北ヨーロッパ氷床が湿った風を遮るために大北極平野は乾燥しており、更新世後期にも最終氷期最盛期にも氷河が広がらず、現在はデ・ロング諸島になっている丘の上に不活発な氷帽があるだけだった。これらの氷帽の一部が今もジャネット島・ヘンリエッタ島・ベネット島に残っている。またジョホフ島には氷帽から流れ出た氷河が作った圏谷や堆積物の跡も残っている。
アンジュー諸島
面積、約29,000 km²
- コテリヌイ島 11,700 km²
- ファデエフスキイ島 5,300 km²
- テンプレート:仮リンク(砂州) 6,200 km²
- テンプレート:仮リンク 6,200 km²
- ベリコフスキー島 500 km²
リャーホフスキー諸島
面積、約6,100 km²
- テンプレート:仮リンク 4,600 km²
- テンプレート:仮リンク 1,325 km²
- テンプレート:仮リンク 170 km²
- テンプレート:仮リンク
デ・ロング諸島
面積、約228 km²
標準時
この地域は、ウラジオストク時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+11時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+10で夏時間がUTC+11時間であった)
脚注
関連項目
テンプレート:Russia-geo-stub- ↑ Alekseev, M.N., 1997, Paleogeography and geochronology in the Russian eastern Arctic during the second half of the Quaternary. Quaternary International. vol. 41-42, pp. 11-15.
- ↑ Anisimov, M.A., and V.E. Tumskoy, 2002, Environmental History of the Novosibirskie Islands for the last 12 ka. 32nd International Arctic Workshop, Program and Abstracts 2002. Institute of Arctic and Alpine Research, University of Colorado at Boulder, pp 23-25.
- ↑ Schirrmeister, L., H.-W. Hubberten, V. Rachold, and V.G. Grosse, 2005, Lost world - Late Quaternary environment of periglacial Arctic shelves and coastal lowlands in NE-Siberia. 2nd International Alfred Wegener Symposium Bremerhaven, October, 30 - November 2, 2005.