財貨動態論
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財貨動態論(ざいかどうたいろん)とは、財務会計における動態論の分類に関する一学説。企業の経済活動を貨幣と財貨・用役の出入りと考えた上で、財貨・用役の出入りを中心として企業の経済活動を記録・計算する立場をさす。損益計算書の本質を費用収益の対応計算とし、貸借対照表の本質を将来収益獲得能力(サービスポテンシャルズ)たる資産の表示にあるとする考え方と結びつく、と説明されることがある。
関連項目
参考文献
- 井上良二編『財務会計の進展』税務経理協会、1999年、第1章。
- 井上良二「経済的環境の変化と財務会計の社会的機能」『企業会計』第50巻第7号、1998年。
- 井上良二「経済状況の変化と計算体系」『会計』第154巻第2号、1998年。
- 岩田巖『利潤計算原理』同文舘、1956年、第1編第7章。