マロングラッセ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マロングラッセ(仏:Marron glacé )は、クリを砂糖漬けにした菓子。
- 固い鬼皮を剥いたクリを煮て渋皮を剥く。
- バニラで香りをつけた砂糖液(糖度25度)にクリを漬け込み、沸騰させないように弱火で加熱する。
- 蒸発した水分を砂糖液で補いながら、糖度が35度前後になるまで10日間ほどかけてゆっくりと煮詰める。
- 汁気をきり、表面を乾燥させて仕上げる。
砂糖液に風味付けのためのブランデーやラム酒を加える場合もある。
フランス語でマロン(Marron)とは、イガの中に一つだけ入っている大きくて丸い栗のことである。
紀元前、マケドニアの英雄アレクサンドロス大王が最愛の妻ロクサーヌ妃のために作ったことから、ヨーロッパでは永遠の愛を誓う証として、男性が女性にマロングラッセを贈る習慣がある。