ローリングサークル

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ローリングサークルとは通常の転写とは異なる様式でRNAを合成する反応のこと。この転写様式はウイロイドなどで確認されている。通常の生物の転写は、DNAを鋳型として、RNAを合成する。このとき、一般的にプロモーター領域といわれる特殊な塩基配列が存在している。

しかし、ローリングサークル転写では、このようなプロモーターとなる塩基配列は存在しないにもかかわらず、真正細菌RNAポリメラーゼが働くときの鋳型になる極めて特異な転写の形式をとっている。

また、ローリングサークル転写では、鋳型がサークル状(環状)であるため、条件が整っていれば、転写反応は終わることなく鋳型の相補鎖RNAをつくり続けると考えられる。