東京体育館
テンプレート:体育館 東京体育館(とうきょうたいいくかん)は、東京都渋谷区千駄ケ谷一丁目にある体育館である。指定管理者制度に則り、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団(旧・東京都生涯学習文化財団)が運営する。
歴史
- 1953年2月、東京都は渋谷区千駄ヶ谷にあった旧・葵会館の跡地に新しく都立体育館を建設すると発表。
- 1954年4月、総工費3億5千万円(当時の価格)にて東京都体育館が完成。
- 1958年5月24日 - 6月1日、アジア競技大会(アジア・オリンピック)の会場として使用された。
- 1964年10月10日 - 24日、メインアリーナが東京オリンピックの体操競技、プールが水球競技の会場として使用された。
- 1986年に老朽化のため一時閉鎖し、幕張メッセの設計で知られる槇文彦の設計で1990年(平成2年)に東京体育館として全面改築オープンした。
- 2006年4月1日より、運営を行っている財団に、サントリー株式会社、株式会社ティップネス、株式会社オーエンスが経営に参画し、リニューアルが図られている。
- 料金などは従来のものを継承しつつ、2006年6月に設備の更新を行った。主な更新箇所はスタジオの設置、ロッカールームの一新、マッサージチェアの設置、バスルームに浴槽の設置など。5月まではプールは1回あたり600円の料金であったものが同額で2時間までに改められ、共通利用券、月額固定利用券の制度が新規導入された。
- 2006年5月27日に陸上競技場にフットサルコート(多目的コート)が設置された。特定非営利活動法人 MIPスポーツ・プロジェクトが運営している。
- 2012年、施設の老朽化のため改修工事が実施され、プールが4月1日より、その他の施設も7月1日より休館となった[1]。2013年4月1日リニューアルオープン。これを記念して、同年3月24日に東京スポーツドリーム2013が開催された[2]。なお改修工事期間中は、主要イベントは他会場を代替にして開催された。
利用状況
スポーツ競技大会に主に利用される。
開催される大会としては全日本卓球選手権大会、テニス日本リーグ、全日本ソフトテニス東京インドア、全日本女子選抜ソフトテニス大会、総理大臣杯全日本学生選抜ソフトテニス大会、全日本ソフトテニス大学王座決定戦、Vリーグ(プレミアリーグ決勝戦含む)、ファミリーマートカップ全日本バレーボール小学生大会、イオンカップ世界新体操クラブ選手権、全日本(世界)空手道選手権、JX-ENEOSウィンターカップ、都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会、バレーボール世界選手権(1998・2006・2010)などがある。
また、プロボクシングの世界タイトルマッチ(1992年4月10日のWBA世界スーパーフライ級王座決定戦・1位鬼塚勝也VS2位タノムサク・シスボーベー(タイ)が新築竣工後、最初の使用であった)やプロレス(ただ改装前はプロレス会場のメッカであったが、改装後は新両国国技館や有明コロシアムなど同規模他会場の利用が増えたためプロレス興行はほぼ行われず、プロレス初使用となった1990年5月24日の全日本プロレス(この大会で二代目タイガーマスクに変身していた三沢光晴がマスクを脱ぎ捨てた)を始め、1992年(平成4年)のSWS、1994年LLPWの興行ぐらいしか例が無い)等、各種格闘技の興行やコンサート会場に使用される事もある。
東京都体育館時代の1970年、テニスの第1回「ザ・マスターズ(現・ATPワールドツアー・ファイナル)」が開催された。
1990年、NBA開幕戦フェニックス・サンズVSユタ・ジャズが開催され、アメリカメジャースポーツ史上初となる北米大陸外での公式戦となった。
2007年3月、世界フィギュアスケート選手権が当会場で開催された。
2007年11月、バレーボールワールドカップのメイン会場が初めて当会場に決定された(理由は国立代々木第一体育館【1964年東京オリンピックプール】)がアスベスト除去工事で使用不能となっていたため)。
なおコンサートでは、日本武道館や代々木体育館、横浜アリーナなど首都圏で同規模の会場と比べると、あまり使用されない。有名なものとしては、ポルノグラフィティが2002年から2004年までの3年間、毎年カウントダウンライブを行っていた(2004年は前日の同会場公演が映像化されている)。近年は松田聖子、AAA、ソナーポケットらがライブを行っている。2014年7月12日、13日には小田和正が、10月4日、5日にはTHE IDOLM@STERがライブを行う予定。
アクセス
都営地下鉄大江戸線「国立競技場駅」またはJR中央線「千駄ケ谷駅」より、いずれも徒歩1分。
施設
- メインアリーナ
- サブアリーナ
- バレーボール、バスケットボール、テニス、バドミントン、フットサル用
- 屋内プール
- 50mプール
- 50m×20m(8コース)、水深1.2-2.2m(中央最深)、観覧席固定900席
- このプールでは日本水球選手権が毎年行われていた。
- 50m×20m(8コース)、水深1.2-2.2m(中央最深)、観覧席固定900席
- 25mプール
- 25m×13m(6コース)、水深1.2-1.4m(中央最深)
- 会議室
- 第1から第4までの4室
- その他陸上競技場があるが、隣接する国立霞ヶ丘陸上競技場本体に第1種トラックの指定に必要な補助トラックがないため、当体育館の付属トラックが事実上のサブトラックと見なされていることから、国立本体は第1種トラックの指定を受けている。
- フットサルコート(多目的コート)
- 30m×20mのコート2面。夜間照明あり。
開館時間
- プール・トレーニングルーム(最終入場は閉館の1時間前)
- 平日9:00-23:00 土曜日9:00-22:00 日曜日・祝日9:00-21:00
脚注
外部リンク
- 公益財団法人 東京都スポーツ文化事業団<東京体育館>
- 株式会社ティップネス 指定管理施設・東京体育館(エクササイズ等のスケジュールは古いので財団のものを参照のこと)
- 東京体育館フットサルコート
テンプレート:S-start
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
-
|style="width:40%; text-align:center"|ザ・マスターズ</br>会場
1970
|style="width:30%"|次代:
スタッド・ピエール・ド・クーベルタン
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
-
|style="width:40%; text-align:center"|東レ・パン・パシフィック・テニス</br>決勝戦会場
1984・1985
|style="width:30%"|次代:
国立代々木競技場第二体育館
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
国立代々木競技場第二体育館
|style="width:40%; text-align:center"|東レ・パン・パシフィック・テニス</br>決勝戦会場
1991・1992
|style="width:30%"|次代:
横浜アリーナ
|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
横浜アリーナ
|style="width:40%; text-align:center"|東レ・パン・パシフィック・テニス</br>決勝戦会場
1994-2007
|style="width:30%"|次代:
有明コロシアム
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