青函トンネル竜飛斜坑線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年5月21日 (水) 01:50時点における210a (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:告知

テンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-datenテンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-tableテンプレート:BSテンプレート:BSテンプレート:BS

|} 青函トンネル竜飛斜坑線(せいかんトンネルたっぴしゃこうせん)は、財団法人青函トンネル記念館が運営している、青森県東津軽郡外ヶ浜町青函トンネル記念館内にあるケーブルカーである。

概要

地上の「青函トンネル記念館駅」と地下の「体験坑道駅」を結んでおり[1]、総走行距離は778m(うち海面下部分が140m)である。青函トンネル記念館駅に巻き上げ機があり、同駅では2名の係員うち1名がケーブルカーの操作、1名が風通門の開閉を行う。体験坑道駅には係員が1名待機している。定員40名の車両が1両で運転され、全線が単線ですれ違い部分はない。車両には「もぐら号」の愛称が付けられている。青函トンネルにある2つの海底駅のうち本州側の旧竜飛海底駅に通じており、青函トンネルを走行中の列車が火災を起こしたときなどは竜飛海底駅に停車し、このルートで避難できる。

2013年現在の利用料金は体験坑道入場料を含めて往復1,000円で、青函トンネル記念館の入場料とのセット割引券もある。冬季(11月11日 - 翌年4月24日[1])は、アクセス道路の国道339号が閉鎖されるため青函トンネル記念館が休館し、本路線も運休する。かつて北海道旅客鉄道(JR北海道)が実施していた「竜飛海底駅見学コース」では竜飛海底駅と体験坑道駅を行き来できていたが、青函トンネル記念館から当路線を利用して下りた場合は竜飛海底駅に入場することはできなかった。当時の見学順は次の通り。

青函トンネル記念館駅 -(ケーブルカー乗車 : 9分) - 体験坑道駅 … 徒歩による構内での説明(約40分から45分・構内にトイレなし)… 体験坑道駅 -(ケーブルカー乗車 : 7分)- 青函トンネル記念館駅

竜飛海底駅については2013年11月10日で見学を終了し、2014年3月14日限りで廃止された[2][3]が、当路線の運行および体験坑道の見学は2014年度以降も実施される予定である[1]

路線データ

  • 路線距離:実距離778m(営業キロ0.8km)
  • 軌間:914mm
  • 駅数:2駅(起終点駅含む)
  • 最大勾配:全線25%
  • 体験坑道駅:海面下140m

歴史

駅一覧

青函トンネル記念館駅

斜坑1面1線の地上駅。風圧防止と、列車無人走行による事故防止のため、通風門がある。通風門開場中は、駅構内に入ることはできない。入り口は青函トンネル記念館と同じではあるが、入場券購入後、入って左側に進まなければならない。

2002年(平成14年)、「世界一長い海底トンネルの記念館」として、東北の駅百選に選定された。

体験坑道駅

斜坑1面1線ホームを持つ地下駅であり、2014年3月15日に海峡線の2つの海底駅が廃止された後は、日本で最も海抜の低い駅となっている。

過去の接続路線

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:東北の駅百選
  1. 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Cite web
  2. 吉岡海底など3駅、来春廃止 JR北海道、新幹線工事で-北海道新聞 - 北海道新聞2013年8月2日付、2013年8月23日閲覧)
  3. テンプレート:PDFlink - JR北海道、2013年9月13日。