三角ベース
三角ベース(さんかくベース)は、子供の遊びの一種。ロングベースボールなどとともに簡易野球の一種に分類される[1]。二塁がなく、本塁・一塁・三塁の三角形を設定するのが特徴である[2]。三角ベースボールともいう[1]。
ワンバウンド野球はその一種。狭い空き地などで少人数で遊ぶために工夫されている。
少人数なので、キャッチャー、ピッチャーその他野手を置かないケースや、敵味方の区別なく、参加者全員が順番でバッターになるケース他、様々な特殊ルールがある。
主な特殊ルール
透明ランナー
走者が出た場合、実際に人間を走者として塁に置かず、いると仮定した状態でゲームを行う。走者の進塁は次打者の走塁に押される形となる。
投げ当て
守備側が塁間で走者、または打者走者(バッターランナー=バッターとして打った後、一塁に向かって走る者。)へ向かってボールを投げ、走者や打者走者の体に命中した場合アウトになるというルール。地方よって、「ぶつけあり」、「投げアウト」などと呼ばれる。
原則的に、体に当たっても危険性の低い柔らかいボール(ソフトテニス(軟式テニス)用の球や、玩具用のゴムボールなど)を使用した場合に適用される。軟式球使用時は危険なため、適用しなかったり、腰から下にぶつける、下手投げでぶつける、などのローカルルールやバリエーションもある。
野球用語としての三角ベース
通常の(二塁ベースのある)野球において、一塁走者がいる時に外野フライが上がり、走者が二塁を回った後で捕球された場合、走者は二塁を踏んでから一塁に戻らなければならないが、この時誤って二塁を踏まずに一塁に戻ってしまった場合、その走者はアピールがあればアウトとなる(野球規則7.02,7,10b)。
二塁が存在しないように振舞ってしまうミスであることから、このミスのことを俗に三角ベースと呼ぶことがある(正式な用語ではない)。
プロ野球では長嶋茂雄が3度記録、相手方のそれを3度発見している。