岡山電車区
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テンプレート:Notice テンプレート:車両基地 岡山電車区(おかやまでんしゃく)は、岡山県岡山市北区にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の車両基地である。
目次
概要
岡山支社が管轄しており、岡山支社管内の電化区間における普通・快速用の電車と電気機関車・客車・貨車が配置されている
山陽本線岡山駅 - 北長瀬駅間に位置しており、山陽新幹線博多総合車両所岡山支所、日本貨物鉄道(JR貨物)西岡山駅と隣接している。
同じく、同支社が管轄している岡山気動車区とは、現在は無縁である。
所属車両の車体に記される略号
旅客車は岡山支社の略号である「岡」と、岡山の電報略号である「オカ」から構成された「岡オカ」で、機関車は「岡」である。
所属車両
現在の車両
電車 | 気動車 | 機関車 | 客車 | 貨車 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
266両 | 0両 | 2両 | 0両 | 55両 | 323両 |
電車
- 105系電車(14両)(F01〜03,07,08,10,12)
- 113系電車(12両)(B-07〜09)
- 4両編成(B編成)が3本所属している。全編成とも、両先頭車は吹田総合車両所日根野支所、中間車は下関総合車両所広島支所からの転属車。
- リニューアルされた中間車のみ転換クロスシートとなっている。また、もと日根野車である両先頭車には転落防止ホロが取り付けられているが、中間車(元広島車)には取り付けられていない。
- 両先頭車は、日根野在籍時代に全車ATS-P搭載工事を実施済である。
- 山陽本線(東岡山駅 - 三原駅間)・赤穂線(東岡山駅 - 播州赤穂駅間)・宇野線で運用されている。
- 115系電車(173両)(A-01〜04,06,07,10,12,13•D-01〜31•G-01〜08•K-01〜07)
- 4両編成(A編成)9本、中間車が3500番台の4両編成(K編成)7本、3両編成(D編成)31本、中間車を先頭車化改造した2両編成(G編成)8本、計173両が所属している。G編成がワンマン運転に対応している。G編成以外のリニューアル車(アーバンネットワークの113系のリニューアル車両に準じた仕様)は転換クロスシートである。
- 豪雪地帯である山陰本線に多くの編成が乗り入れた経緯があるため(現在はG編成のみ)、配置車両の大部分が耐寒耐雪構造の1000番台となっているのが特徴である。D編成は1000番台の編成(D-01 - D-21、D-28 - D-31)と、国鉄末期に三鷹電車区(現在の三鷹車両センター)から転入した300番台の編成 (D-22 - D-27) がある。
- 山陽本線(姫路駅 - 岩国駅間)・赤穂線・伯備線・宇野線・本四備讃線(瀬戸大橋線)など岡山支社管内の在来線のほか、伯備線を経由して山陰本線(伯耆大山駅 - 西出雲駅間、G編成のみ運用。以前はD編成が運用。)、岡山から宇野線・本四備讃線・予讃線・土讃線を経由して四国旅客鉄道(JR四国)の琴平駅まで乗り入れる列車もあるなど幅広く運用されている。過去には西明石駅までの運用も存在していた。
- なお、A編成とK編成は広島シティネットワークのラッシュ時間帯に、山陽本線広島近郊と呉線の運用も受け持つ。D編成も深夜の運用で西条駅まで乗り入れている。
- 以前はA・D・K編成が快速『スーパーラビット』(東福山駅 - 広島駅間)に使用され、ヘッドマークも取り付けられていた。
- 2007年からはATS-Pの搭載工事をG編成をのぞいて順次実施し、2009年に対象となる全編成の整備が完了した。
- 117系電車(24両)(E-01〜06)
- 213系電車(28両)(C01〜03,07〜11<2両編成>•C04〜06<3両編成>•C12<2両•3両兼用編成>)
- 3両編成4本(C-04 - C-06、C-12編成)、2両編成8本(C01 - C03、C07 - C11編成)計28両が所属している。かつてはC13編成(スーパーサルーン「ゆめじ」)用のクロ212形1両も配属されていたが、2010年11月1日付で廃車となった[3]。
- C-07 - C-11編成については中間車の先頭車化改造工事を受けた車両(クハ212形100番台)が組み込まれている。C-12編成については、通常は2両編成(クモハ213-10+クハ212-8)で使用され、C-04 - C-06編成が検査の際に中間にクハ212-7を組み込んで3両編成として運用される。
- C-12編成のクハ212-7を除く2両と2両編成全編成がワンマン運転に対応している。
- 山陽本線(相生駅 - 三原駅間)・赤穂線(播州赤穂駅以西)・伯備線(新見駅以南)・宇野線、瀬戸大橋線で運用されている。
- 2003年10月のダイヤ改正までは快速「マリンライナー」で運用されていた。また山陽線の快速「サンライナー」・呉線経由下関直通臨時列車の運用実績もある。
- 2012年6月に吹田工場を出場したC-08編成を皮切りに今後2〜3年かけて全編成に体質改善工事を施工予定。
- 223系電車(14両)(P1〜7)
- クモヤ145形電車(1両)
機関車
機関車の検修は日本貨物鉄道(JR貨物)岡山機関区に委託している。
- DE10形ディーゼル機関車(2両)
貨車
- チキ5200形貨車(32両)
- チキ5500形貨車(6両)
- 6両が所属しているレール輸送用長物車。常備駅は、東福山駅。
- チキ6000形貨車(8両)
- 8両が所属している。レール輸送用長物車。常備駅は、東福山駅。
- ホキ800形貨車(9両)
- 9両が所属している。バラスト輸送用ホッパ車。常備駅は、岡山操車場。
過去の車両
電車
客車
機関車
- EF65形電気機関車(1両)
歴史
- 1982年(昭和57年)6月25日:岡山運転区が岡山電車区に改称[10]。岡山運転区と岡山客車区が統合され、岡山客貨車区が発足[10]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:糸崎客貨車区が廃止され岡山客貨車区の客貨車区になる[10]
- 1985年(昭和60年)3月14日:岡山客貨車区糸崎支区が糸崎機関区と統合し、糸崎運転区になる[10]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:岡山電車区と岡山客貨車区の客車部門を統合して、岡山運転区になる。
- 1987年(昭和62年)3月1日:岡山運転区から岡山運転所に改称[11]。岡山派出所・岡山西口派出所・宇野派出所は継承される。宇野派出所はのちに廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化で西日本旅客鉄道の施設になる。
- 1989年(平成元年)3月11日:岡山運転所岡山派出所は岡山運転区に、岡山運転所と岡山気動車区が統合して岡山電車区になる。岡山気動車区は岡山電車区区の気動車支区になる[12]。
- 1990年(平成2年)6月11日:気動車支区が津山鉄道部の岡山気動車分室になる[13]。
- 2008年(平成20年)6月1日:津山鉄道部が廃止され、津山鉄道部気動車分室が岡山電車区気動車センターになる[14]。
- 2009年(平成21年)6月1日:気動車センターが岡山気動車区として分離[14]。
脚注
関連項目
テンプレート:西日本旅客鉄道岡山支社- ↑ ジェー・アール・アール『JR電車編成表 2014夏』交通新聞社、2014年、pp.188 - 191。ISBN 978-4-330-46614-9。
- ↑ 「JR旅客各社の車両配置表」『鉄道ファン』2014年7月号、交友社。
- ↑ 3.0 3.1 『鉄道ファン』2011年7月号、交友社。
- ↑ 103系8両が吹田へ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2009年6月24日
- ↑ クモハ103-110が近畿車輛へ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース 2009年6月24日
- ↑ さよなら「スーパーサルーンゆめじ運転終了セレモニー」実施について - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2010年2月22日
- ↑ 「スーパーサルーンゆめじ」が吹田工場へ - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 2010年4月15日
- ↑ 『JR電車編成表 2011冬』交通新聞社、2010年。ISBN 978-4-330-18410-4。
- ↑ 『直流電気機関車 EF65』イカロス出版、2008年、p.153。ISBN 978-4-86320-074-6。
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 ジェー・アール・アール『復刻版 国鉄電車編成表1986.11 ダイヤ改正』交通新聞社、2009年、p.88。ISBN 978-4-330-10609-0。
- ↑ 『JR電車編成表 87年版』ジェー・アール・アール
- ↑ 『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール。ISBN 4-88283-111-2。
- ↑ 『JR気動車客車編成表 92年版』ジェー・アール・アール、1992年。ISBN 4-88283-113-9。
- ↑ 14.0 14.1 ジェー・アール・アール『JR気動車客車編成表 2010』交通新聞社、2010年、p.236。ISBN 978-4-330-14710-9。