東郷温泉
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東郷温泉(とうごうおんせん)は、鳥取県東伯郡湯梨浜町(旧国伯耆国)にある温泉。昭和初期から昭和20年代にかけては松崎温泉、または東郷松崎温泉と呼ばれていた。
泉質
温泉街
東郷湖畔に大規模な多目的温泉保養施設のゆアシス東郷龍鳳閣があり、その西隣に日本最大の中国庭園燕趙園がある。ゆアシス東郷龍鳳閣の東に旅館街があって昭和時代まで多数の旅館が営業していた。現在は5軒存在する。東郷湖の中央部の湖底からも温泉が湧出しており、湯気が湖面に立ち込めることもある。
松崎駅前にある湖畔公園には足湯が設けられており、誰でも気軽に利用することができる。この公園ではゆで卵をつくることもでき、公園横の国民宿舎で卵が販売されている。
歴史
- 江戸時代より湖底の温泉の存在は知られており、松崎町の町人らが鳥取藩に汲み上げを願いあげたことがあった。また、松崎町の自分手政治を行っていた和田氏の家臣が病気治療のために松崎の町人に湯の提供を求めたこともあった。
- 明治5年にボーリングを実施して温泉を開発、松崎駅の開業と共に発展した。明治時代に大隈重信、李垠殿下、小泉八雲などの著名人が訪れた。
- 近年は漫画家の小島功や青山剛昌、マルタのほか、2006年に燕趙園でテレビドラマ「西遊記」のロケが行われたため、主演の香取慎吾をはじめとする多くの出演者が逗留している。
周辺
アクセス
- 鉄道 : 山陰本線松崎駅下車すぐ、または倉吉駅(特急停車駅)から車で10分。
- 自動車 : 山陰自動車道泊東郷インターチェンジより車で10分弱。