プロタゴラス
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プロタゴラス(テンプレート:Lang-grc、Protagoras、紀元前490年ころ - 紀元前420年ころ[1])は、古代ギリシアの哲学者、ソフィストの一人である。
アブデラ生まれといわれる。ソフィストとして知られた。また、トゥリオイ(アテネの植民地)の法律を作ったという。(なお、ディオゲネス・ラエルティオスは『哲学者列伝』の中でプロタゴラスを原子論者デモクリトスに学んだと書いているが[2]、実際にはプロタゴラスの方がデモクリトスより30歳程度年上であり、この記述は正確ではない。)
思想
「人間は万物の尺度である」という言葉で知られ、相対主義を唱えた人物の一人として有名である。人間それぞれが尺度であるから、相反する言論が成り立つのである。
こうした主張からソフィストは詭弁を用いて黒を白と言いくるめる、とみなされるようになった。一方で、ルネサンスが人間を尺度とする復興であったことから、尺度の基準は人間であると主張したギリシア哲学・西洋哲学におけるソフィストの存在を軽視してはならないことが分かる。
参考文献
- ディオゲネス・ラエルティオス 『ギリシア哲学者列伝(下)』 加来彰俊訳、岩波文庫、初版1994年 ISBN 4003366336
- プラトン 『プロタゴラス ソフィストたち』 藤沢令夫訳、岩波文庫、初版1988年
出典・脚注
- ↑ テンプレート:Kotobank
- ↑ 『哲学者列伝』9巻8章50
関連項目
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