大沼 (稚内市)
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大沼(おおぬま)は、北海道の北端、稚内市中北部にある沼。アイヌ語名はシュプントウ(ウグイの沼、の意)。
砂州によって海と切り離された海跡湖にあたり、声問川下流部により宗谷湾とつながっている。かつて声問川は大沼に流入していたが、1958年からの治水工事によって直線化され、大沼の東を通過するようになった。
近年コハクチョウが呼び寄せられ、日本でも有数の飛来地となった[1]。オオハクチョウ・コブハクチョウ、マガン、アオサギなども飛来し、冬にシベリアからウトナイ湖・クッチャロ湖へ向かう中継地として羽を休む姿が見かけられる。
市営の大沼バードハウスでは双眼鏡の貸し出しも行っており、観察室から野鳥の姿を見ることができる。毎年5月には「大沼白鳥まつり」が開かれる。周辺にはミズバショウの群落も見られる。
毎年、冬には凍結した湖面を利用し特設コースが設けられ、氷上での自動車による走行体験会や、タイムトライアル競技などが開催される[2]。
流入・流出河川
- 流入河川 : サラキトマナイ川など
- 流出河川 : 声問川
交通
稚内市街から東に6kmほどの場所にある。JR稚内駅からバス約25分「声問」下車、その後徒歩で約20分。稚内空港にも近い。