日本の市外局番

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日本の市外局番(にっぽんのしがいきょくばん)は、地理的番号として固定電話無線呼び出し及びIP電話の一部で用いられている。

概要

電話加入区域単位料金区域 (Message Area、MA) ・電気通信事業者への割り当てを決める電話番号計画は、従来NTTグループの地域系会社(NTT東日本西日本)によって決められていたが、新規事業者が増えてきた事により、1995年4月1日に管理が総務省に移管された。

市外局番は1 - 4桁であり、地域ごとに郵政省告示で規定されている。日本国内でダイヤルする際には、その前に「国内通話を示す合図である0国内開放番号、国内プレフィックスとも)」を付ける。日本国内にいる限り、国内開放番号と市外局番はワンセットとなるため、一般に市外局番は0から始まると認識している人が多いが、正しくは「初めの0」は市外局番には含まれない。実際、外国から日本国内への国際電話のダイヤルには国内開放番号を付けないため、国番号 (81) の後の市外局番は、東京23区等であれば、いきなり (3) である。正確ではないが一般には「日本の国番号81を先頭につけて、市外局番の0を外してダイヤルする」などという表現が用いられている。

日本の市外局番は、1961年(昭和36年) - 1962年(昭和37年)に2 - 7桁(国内開放番号を含む)の番号が割り当てられた[1]市外局番又は市外局番市内局番から、単位料金区域 (MA) 間の距離と通話料金を求めることができる。

ただし、同一市外局番でもMAが異なる事例(例・京都府0+773地域は市内局番59局までは福知山MAだが、60以降は舞鶴MAである)もあれば、市外局番が異なってもMAが同じ事例(例・愛知県豊橋MAの0+532と0+533)もある。このため、天気予報サービス(177)を利用する場合、旧市外局番をダイヤルした後で177をまわすということもある。(例・「04」の場合は千葉県の柏地区、鴨川地区と埼玉県の所沢・狭山地区で使用しているため、柏地区のであれば「0471」、鴨川地区であれば「0470」、所沢・狭山地区は「0429」を先に回してから177としなければかからない)

近年は、携帯電話PHSなどの移動体通信フリーダイヤル (0+120) やナビダイヤル (0+570)、設置場所によらないIP電話 (0+50) などの番号体系や、料金競争による画一的料金制などにより、市外局番による電話番号体系については以前ほどの重要性は薄れてきている。その一方で、市内通話の場合には市外局番を省略できダイヤル桁数が短くなることや、市外局番から始まる固定電話の番号 (0AB - J) からそれがどの地域に属する電話なのか分かることなど、一般的な見解としては社会的信用性があるものとされ、IP電話においても「0AB - J」番号によるサービスが開始されるなどの状況もある。

主なブロック

各種分類

テンプレート:Notice

複数の都道府県にまたがる上3桁

上3桁が割り当てられる都道府県

東日本エリア

西日本エリア

テンプレート:ColorはMA区分上全域が県外扱い
テンプレート:Colorは一部の番号のみ県内扱い
テンプレート:Colorは一部の番号を除いて県内扱い

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

  • 『東京の電信電話 続・東京の電話 上』日本電信電話公社東京電気通信局編集、社団法人電気通信協会発行、1972年(昭和47年)

関連項目

外部リンク

  • 市外局番の桁数は日本における市外局番の変更も参照のこと。