ルビク・エルネー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ルビク・エルネー(Rubik Ernő [ˈrubikˌɛrnøː], 1944年7月13日 - )は、ハンガリーの発明家、彫刻家、建築家。エルノー・ルービックとも呼ばれる。彼の名を冠したルービック・キューブを初めとするメカニカルパズルの発明で世界的に知られている。
ルビクは、戦時下のハンガリーのブダペストで、航空エンジニアの父と詩人の母の間に生まれた。1967年にブダペスト工科大学を卒業し、建築学の学位を得た。その後、院生として彫刻と屋内建築について研究している。1971年から75年にかけて建築家として働き、その後、学究生活に戻ってテンプレート:仮リンクの教授となった。
1980年代の初頭に、“...És játék”(「...とゲーム」という意)という名のゲームとパズルに関する専門誌の編集者となり、1983年には、経営者として家具とゲームの設計を行う“ルービック・スタジオ”を設立した。1987年に教授として終身在職権を獲得し、1990年にはハンガリー工学アカデミー(Magyar Mérnöki Akadémia)の総長の座に就く。総長としては、国際ルービック財団を設立し、特に才能のある若手のエンジニアや工業デザイナーを支援に乗り出している。
現在は主にビデオゲームの開発と建築学の課題に取り組んでいるという。その傍ら、ルービック・スタジオの経営やルービック360など新しいパズルの作成も平行して続けている。