サバンジュ財閥
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テンプレート:出典の明記 サバンジュ財閥(テンプレート:Lang-tr-short)は、持株会社のサバンジュ・ホールディング(Sabancı Holding)を頂点とする、トルコ最大の財閥。現在のサバンジュ・ホールディング会長はギュレル・サバンジュ(Güler Sabancı)。先代のサクップ・サバンジュ(Sakıp Sabancı)は慈善家として知られ、とくに教育・医療機関に多額の寄付を行っていた。この功績を讃えられ、サクップの葬儀は国葬として執り行われた。
主な企業は、金融部門のアクバンク(Ak Bank:銀行)、アク・シゴルタ(Ak Sigorta:保険)。自動車部門のトヨタ・サ(Toyota SA:トヨタ自動車との合弁、乗用車)、テム・サ(Temsa:バス)、流通部門のカルフール・サ(CarrefourSA:カルフール)などほか多数。トヨタ・サではカローラなどを生産し、ほとんどが欧州へ向けて輸出されている。うち、上場企業は13社。最近では、崩壊したウザン財閥から預金保険基金(TMSF: Tasarruf Mevduatı Sigorta Fonu)に移管された携帯電話会社テルシム(TelSim)の買収に強い意欲を示している。