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松井 彰彦(まつい あきひこ、1962年 - )は日本の経済学者。専門はゲーム理論。東京大学教授、Econometric Societyフェロー。サッカーを嗜む姿がしばしば見られる。
経歴
- 東京生まれ。
- 開成高等学校卒、東大理科一類入学
- 1985年 東京大学経済学部経済学科卒業
- 1990年 ノースウェスタン大学MEDSでPh.D.取得
- 同年 東京大学大学院経済学研究科第2種博士課程退学
- 同年 ペンシルベニア大学経済学部助教授
- 1994年 筑波大学社会工学系准教授(2001年まで)
- 1998年4月 東京大学大学院経済学研究科助教授
- 2002年5月 東京大学大学院経済学研究科教授
- 2008年 Econometric Society Fellow
- 2012年6月 日本経済学会渉外担当理事
業績
貨幣についてのゲーム論的考察がある。また金子守とともに帰納論的ゲーム理論の構築に取り組んでいる。
著作
単著
- 『慣習と規範の経済学――ゲーム理論からのメッセージ』(東洋経済新報社, 2002年)
- 『市場の中の女の子――市場の経済学・文化の経済学』(PHP研究所, 2004年)
- 『高校生からのゲーム理論』(ちくまプリマ―新書, 2010年)
共著
- (蓮實重彦・新誠一・稲葉雅幸・柳川範之・藪内稔・大勝孝司・平野裕一・森本幾夫・田辺国昭・池上高志)『ゲーム――駆け引きの世界』(東京大学出版会, 1999年)
- (梶井厚志)『ミクロ経済学――戦略的アプローチ』(日本評論社, 2000年)
- (清水武治)『ゲーム理論』(三笠書房, 2003年)
訳書
- イツァーク・ギルボア, デビッド・シュマイドラー『決め方の科学――事例ベース意思決定理論』(勁草書房, 2005年)
受賞
- 2002年 日経・経済図書文化賞 (『慣習と規範の経済学』に対して)
- 2006年3月 日本学術振興会賞及び日本学士院学術奨励賞
- 2007年 中原賞
外部リンク
- Aki Matsui's HP - 東京大学内の本人のページ
- 松井彰彦「『ふつう』のしくみと障害者」