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2014年8月17日 (日) 23:57時点における最新版
サンデースポーツ(SUNDAYSPORTS)は、NHK総合テレビジョンで日曜日に放送されているスポーツニュース番組。
目次
番組の概要
1985年4月に「サンデースポーツスペシャル」としてスタート。1989年度は「スポーツタイム」(第1期)の帯番組化に合わせ「サンデースポーツタイム」に改題された。1990年春に「スポーツタイム」が「ミッドナイトジャーナル」開始に伴い終了したため「NHKサンデースポーツ」に改題。後にNHKの冠が外れ「サンデースポーツ」となり現在に至る。
担当者は、NHKプロ野球解説者が総合司会を担当したり、アナウンサーだけで進行したりと、時代によって大きく異なる。なお、アナウンサーや一部の外部キャスターは姉妹編・「サタデースポーツ」(1990年度から2005年度まで・および2011年度から)でも司会を担当している。2011年4月-2013年3月は1998年度以来13年ぶりの司会者3人となる。アナウンサーの場合はスポーツ中継を担当するアナウンサー(大塚、森中、西田、鳥海、青山、廣瀬ら)以外にも、本来はスポーツ中継に携わらず報道・情報などのジャンルのアナウンサー(目加田、中村、有働、堀尾、松尾、杉浦ら)も多数参加している。
日曜日は通常公職選挙の投票日にあたるため、国政選挙などの大規模な選挙特番が行われる日は基本的に休止となる。また各地方自治体の選挙の日には地域によって全部または一部を開票速報に差し替えて放送するところがあり、当該地域では差し替えられた部分の振替放送は行わない。
海外向けのNHKワールド・プレミアムでは、月曜日0:00-0:59(JST)に時差放送している。ただし、放映権の都合により放送できない権利映像(主にオリンピック、海外の一部スポーツニュース、民放局が放送権を所持している権利映像など)が含まれる場合、一部をカットした上での放送となり、放送時間は国内より若干短くなることがある。その時の残りの空白時間はフィラー映像や5分以上残っている場合はミニ番組で穴埋めされる。番組の流れの関係で撮って出しの形で放送されるため、お断り画面が挿入される場合もある。但し、2011年3月27日放送分[1]は東日本大震災関連のニュースによる特別編成の都合上、NHKワールド・プレミアムも国内同時放送となった(放送できない部分はかぶせ放送で対応している)。なお、NHKワールドTVは英語放送強化による番組改編で2008年3月30日(日本国内)放送分で終了となった。
NTSCは2010年7月18日[2]放送分からはアナログ放送、NHKワールド・プレミアムともにレターボックス16:9での放送に変更された。それまではレターボックスではなく4:3アップコンバートとなっていた。(他のNHKニュース各番組・土曜スポーツタイムも同様)
また、ウィンブルドン選手権の決勝戦の週は通常番組は休止する代わりとして、テニスの試合開始前に10-15分程度のスポーツニュースを送る。この時は番組キャスター・レポーターのNHKアナウンサーが1名担当して伝える。
放送時間・司会者の変遷
無印:NHKアナウンサー(福島敦子は専属契約アナ)、○印:NHK野球解説者、◎印:外部キャスター(いずれも出演当時)
年度 放送時間 司会者 サンデースポーツスペシャル 1985年 22:00 - 22:55 1986年 1987年 1988年上半期 1988年下半期 サンデースポーツタイム 1989年上半期 22:00 - 23:00 - 山田久志○
- 宮本隆治
- 道傳愛子
1989年下半期 22:05 - 23:00 (NHK)サンデースポーツ 1990年 22:05 - 23:00 1991年 22:00 - 23:00 1992年 1993年 22:05 - 22:50 1994年 1995年 22:00 - 22:50 1996年 1997年 21:50 - 22:50 1998年 1999年 2000年 - 有働由美子
- 泉浩司
2001年 2002年 2003年 2004年上半期 2004年下半期 21:53 - 22:52 2005年 2006年 21:50 - 22:49 - 堀尾正明
- 與芝由三栄
2007年 - 鳥海貴樹
- 與芝由三栄
2008年 21:50 - 22:39 2009年 21:50 - 22:40 2010年 2011年 2012年 2013年
備考
- 前番組『NHKスペシャル』の内容によって、繰り下がる時あり。
- 年度により22:55まで、あるいは22:05から放送したのは、定時ニュースがあったため。
- 2008年度以降は、1996年度以来12年ぶりに50分番組となった。『地球エコ』関連のミニ番組が22:40から22:50に放映されるため。
- 2010年10月24日放送分は22:35-23:25の放送だったが、北海道地方では冒頭から15分間、衆議院北海道5区補欠選挙の開票速報に差し替えられ、途中飛び乗りでの開始後も、カタカナの「コ」の形をした画面(L字型画面に似せたもの)で各市区町村別のそれぞれの候補者の得票数を字幕テロップで伝えられた(2010年7月に行なわれた参議院通常選挙開票速報の時と同じ形式。途中飛び乗りでも北海道地方では「NHK G」のウォーターマークは表示なし)。
- 2011年9月11日は盛岡局が選挙関連の特別番組を放送したため、この日の釜石シーウェイブスの話題は翌日の9月12日の夕方のニュース番組『おばんですいわて』で再編集したものをニュースリポートの形で放送した。
コメンテーター
アナウンサーがメインを担当するようになった1997年から2008年、および2011年以後の主な出演者
- 大野豊(NHK広島放送局解説者 2000年から2009年・2013年-)
- 荒木大輔(NHK解説者として2001 - 2003年ごろ、NHK衛星放送大リーグ中継解説者として2014年)
- 伊東勤(NHK解説者 2011年)
- 佐野慈紀(NHK衛星放送大リーグ中継解説者 2011年)
- 小早川毅彦(NHK解説者 2011年-)
- 武田一浩(NHK解説者 2011年-)
- 桑田真澄(スポーツ報知評論家、日本テレビ放送網ゲスト解説者 2011年4月3日)
- 梨田昌孝(NHK大阪放送局解説者 2012年-)
- 落合博満(日刊スポーツ評論家 2012年-)
- 小久保裕紀(NHK福岡放送局解説者 2013年- 野球日本代表監督兼務[13])
- 山崎武司(東海ラジオ・東海テレビ・テレビ愛知・仙台放送、ニッポン放送解説者、2014年-)
- 井原正巳(2003年ごろから2008年ごろ 主として日本代表関係の解説で出演)
- 早野宏史(2004年夏まで、2011年-)
- 城福浩(2011年)
- 福西崇史(2011年-)
- 大竹七未(2011年 7月10日・なでしこジャパン特集)
- 田中マルクス闘莉王(名古屋グランパスエイト 2011年 7月10日・コパ・アメリカ2011特集)
- 豊田陽平(サガン鳥栖 2014年6月15日 2014 FIFAワールドカップ特集)
- 阿部勇樹(浦和レッドダイヤモンズ 同上)
- ペナルティ(漫才コンビ 同上)
ウィンタースポーツ
全ジャンル
ナレーター
- 速報VTR部分は原則として専属のナレーター(氏名テロップ出し無し。主に山形美房ら)が担当する。
- ルポルタージュVTRはスポーツ記者・アナウンサーが自ら取材・報告する場合有り。
テーマソング
テーマソング・タイトル映像は基本的に姉妹編『サタデースポーツ』と共同で使用している(ただしロゴおよび一部分の色などが変わっている。2013年度は色も共通化された)。1993年度のみは平日の『スポーツタイム』とも共用していた。
- 1997年4月 - 1998年3月:「I can see your smile!!」(歌 - Sammy、作詞 - 有馬寿美、作曲・編曲 - 山崎利明)
- 1998年4月 - 1999年3月:
- 1999年4月 - 2000年3月: タイトル不明、先代のアレンジ版
- 2000年4月 - 2002年3月: 「WAY BACK HOME」(作曲:内池秀和)
- 2002年4月 - 2005年3月: 「Believe」(作曲:内池秀和、二胡演奏:チェン・ミン)
- 2005年4月 - 2007年3月: OP「タイトルなし※」(作曲・ハーモニカ演奏:西脇辰弥)、ED「心の扉」(作詞:樋口侑、作曲:内池秀和、歌:D.D.D)
- 2007年4月 - 2009年3月: オリジナル曲「サンデースポーツテーマ」(作曲:吉俣良、演奏:NHK音響効果部)
- 2009年4月 - 2011年3月: OP 「WILL」、 ED「Black&Blue Room」(作曲:澤野弘之)
- EDの『Black&Blue Room』は、2009年7月15日発売のオリジナルアルバム[musica]に収録されている。
- 2011年4月 - 2013年3月24日: 「Walk on」(作曲:Jazztronik(野崎良太))
- ※NHK-FMの関東甲信越地域向け番組「サンセットパーク」で流された際には「NHKサタデー・サンデースポーツ テーマ」と呼ばれた。
- 2013年3月31日 - : (作曲:菅野祐悟)
テーマタイトル映像
2006年度はその日のスポーツニュースの主役となる人物のインタビューや実況映像(アバンタイトル)をまず出した後タイトル→ヘッドラインと繋がっていく。
2011年度はヘッドラインが無くなったが、その代わり「土曜スポーツタイム」や同年度からのサタデースポーツと同じように、司会者が挨拶する前にその日の特に注目すべきスポーツニュースを1点選んで、それに関連したミニドキュメンタリーを絡ませつつそれを伝える(キャスター自らが取材したものもある)。なお、プロ野球速報では公式戦でスコアテーブルを原則として全試合表記するが、オープニングで取り上げた項目がプロ野球である場合はスコアテーブルが表記されない試合がある。エンディングでは翌日の「アスリートの魂」(ない週は省略)と次週のサタデースポーツについての予告スーパーが放送され、終りに山岸から「来週のサタデースポーツは○時○分からです。お楽しみに!」(開始当初は「来週のサタデースポーツもお楽しみに…」)と話して締める。
それ以外の年はタイトル出しの後ヘッドライン→スタジオ進行部分となる。年度によって、選手が生出演する場合、アバンタイトルでメッセージを述べてからタイトル→ヘッドライン→本編というケースもあった。
企画もの
同番組では不定期でスポーツ界で活躍する選手をゲストに迎えて対談したり、あるいはミニ特集(サンデープライム等)でアスリートの活躍ぶりや素顔に迫る特集を行ってきたが、2005年度からは毎週の放送となり「インサイド」(2005年度)→「特集サンデー」(2006年度)→「プレミアム・サンデー」(2007年度・2008年度)→「サンデースペシャル」(2009年度・2010年度)と題して番組後半(22:20前後から)に放送されることになった。毎回今が旬のスポーツ選手に密着取材したドキュメンタリーとゲストを交えたトークのコーナーで構成される。この関係から、日曜日のスポーツニュースは番組の前半に集中して伝えている。
大相撲が開催される時期には、千秋楽当日に幕内優勝力士がゲスト出演する。ただし、地方開催(春場所・名古屋場所・九州場所)に関してはそれぞれの会場がある地域の放送局からの中継出演となり、この場合キャスターのどちらか1人が聞き手として中継で出演、もう1人は東京のスタジオから単独で進行する。
毎年12月の最終日曜日(カレンダー配置によってはその一つ手前の週も)は「サンデースポーツ」としては休止する代わり、「スポーツハイライト」と題してその1年間のスポーツシーンのまとめを紹介する特番が組まれる。年度によりサンデースポーツの司会者がナレーターを担当することがある。(以前は別枠で、映像とナレーションのシンプルなものであったが、2009年以後はスタジオにその年活躍したスポーツ選手を迎え、キャスターとの座談を交えて展開する形(殆どの回は事前収録)である)
正月3が日と重複する日は原則として休止するが、2010年は1月3日に「新春スペシャル」として放送された。
レポーターの取材コーナー
毎週、取材レポーター(2011年度・小宮山、2012年度・酒井)は全国各地で行われる注目のスポーツイベントを取材し、その取材レポートと、現地(週によっては東京のスタジオ)から取材後記を述べるコーナーがある(スタジオゲストがある場合放送しない場合があるが、2011年後期以後はほぼ毎週レポーターもスタジオの進行に参加することが多い)。
特別拡大放送
1997年11月16日の1998 FIFAワールドカップ・アジア予選・いわゆるジョホールバルの歓喜「日本対イラク」戦が行われた際、地上波では放送権の関係で放送することができなかったが[14]、当時メンテナンスタイムとなっていた(11月17日の)午前0時から2時まで、この試合に特化した特集が行われた。内山はこの特集番組の資料付けのため試合をモニターしていたため、通常の放送には出席せずに有働の単独司会で放送を行った。
2013年9月8日は2020年東京オリンピック招致の実現に当たり、当初は22:00-22:50放送予定だったのを、24:00までに拡大(途中22:50-23:00はニュース中断を挟む)し、当初からコメンテーターとして参加することになっていた小久保裕紀に加え特別客演(室伏広治、澤穂希、有森裕子、為末大、萩原智子、潮田玲子。特別ゲストMCとして生島淳)を招いた2時間特別篇を放送した。
2014年1月5日、同年初回の放送も「新春特集」として22:05-24:00までの2時間拡大放送を行う。この回はソチオリンピックと2014 FIFAワールドカップ(ブラジル)が番組の舞台となり、それらの大会で活躍が期待される日本のアスリートを特集した。
2014年6月15日はワールドカップブラジル大会初戦の「日本対コートジボワール戦」をメインとした21:00-22:50の1時間50分拡大放送が行われる。
脚注
- ↑ この回が「与田・廣瀬シリーズ」の最終回
- ↑ 当初予定されていた7月11日は参議院通常選挙開票速報が開催されるため休止
- ↑ 3.0 3.1 星野が中日ドラゴンズ監督就任のため1986年11月で降板。以後、1987年3月まで総合司会者は置かれず。
- ↑ 星野と同時に番組を降板。
- ↑ 1989年に山本が広島東洋カープ監督に就任するため降板。11月から阪急ブレーブスを引退したばかりの山田が新総合司会者に
- ↑ 1992年度は当初3人でスタートしたが、1993年に梨田が近鉄バファローズコーチに就任するのに伴い1992年11月末で降板。1992年12月-1993年3月は代役を立てずにアナウンサー2名だけでの進行に
- ↑ 病気治療・療養のため降板。その直後の1995年5月29日没。5月21日から1996年1月に原がキャスターに就任するまでは草野一人で司会進行し、その間は草野のパートナーとしてスポーツ界に精通した有識者・ファンを週代わりゲストキャスターとして迎えた
- ↑ 1997・98年度は3人体制だったが原が読売ジャイアンツコーチに就任するため1998年10月末で降板。1999年は代役を立てずアナウンサー2人だけでの進行に
- ↑ NHK野球解説者としては原以来10年ぶりの総合司会者
- ↑ NHK衛星第1テレビジョン「Jリーグタイム」(2009-2010年度担当)からの異動。外部の女性キャスターを起用するのは斉藤以来18年ぶり
- ↑ 11.0 11.1 原則ロケーションパートのみであるが、取材後記を話す場合、および松尾、山岸のどちらか、あるいは両名ともが取材地に出かけて東京から出演できない場合などにスタジオ進行を担当することもあるが、後述の通り2011年後期以後はスタジオ出演が多くなっている
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 日本代表としての活動は主にシーズンオフの10-11月、およびワールド・ベースボール・クラシックやIBAFプレミア12の開催時期が中心であるため、シーズン中はNHK解説者の活動が可能である
- ↑ 地上波ではフジテレビ系列で放送。NHKではBS1で放送された。
関連項目
- スポーツタイム
- サタデースポーツ
- 土曜スポーツタイム
- ツール・ド・フランス1985
- アスリートの魂(当番組の終わりに予告コメントが放送される)