「浦飯幽助」の版間の差分
(→能力) |
(相違点なし)
|
2014年7月16日 (水) 19:49時点における最新版
テンプレート:物語世界内の観点 浦飯幽助(うらめしゆうすけ)は、冨樫義博の漫画およびそれを原作としたアニメと映画『幽☆遊☆白書』に登場する架空の人物。本作の主人公。担当声優は佐々木望。名字の由来は「うらめしや」から。
来歴・性格
初登場時14歳、皿屋敷中学2年生。未成年であるのにもかかわらず、喫煙・飲酒・ギャンブル(特にパチンコ)、または万引き・かつあげなどの犯罪行為をする不良少年。アニメ版ではタバコ→アメに変更され、ケンカ以外の要素もカットされている(パチンコをするシーンもゲームセンターに変更された)。喧嘩っ早く、粗野で乱暴、短気で無鉄砲、手癖が悪いし頭も悪い。成績も非常に悪く、得意な理科でも12点。大の格闘技好き。[1]また、ラーメンを作るのは得意。ラーメンの屋台を引く前から料理は出来ていた様子[2]。学校はサボってばかりで進級も危うい状態だったが、奇跡的に進級できた。3年の途中で魔界に旅立ってからは学校には通わなくなったが、帰ってきたときには卒業できていた。
霊界探偵になって以降は、人を惹きつける気のいい人柄が目立つようになり、桑原和真や蔵馬・飛影を始めとする様々なライバル・敵と戦いを通して友情を結ぶ。正義感が強く、弱い立場の人間や一生懸命な人に何かと世話を焼き、仲間がやられた時や外道に対しては自らを奮い立たせる。バトルを心の底から楽しみ、対戦相手や観戦者にも、憎しみやしがらみを乗り越え勝負を楽しませる戦いをする。その姿勢は仙水や軀、黄泉にも影響を与えた。魔族の末裔であることが判明してからは、多少妖怪寄りの性格と化している[3]。食人妖怪である雷禅の息子ではあるが、人間を食すことはない(雷禅いわく、自分達魔族の一部が過渡期の突然変異)。
作中では2度死に、2度生き返っている。1度目は車との衝突事故。2度目は仙水との戦闘によるものである。1度目は霊界による試験の結果、2度目は死亡後、雷禅の魔族大隔世により復活、同時に自身が魔族であると判明した。復活後の強さは、S級妖怪並み。
人間関係
家族構成については、父親はかなり前に温子と離婚して疎遠、母子家庭である。螢子とは幼馴染で、相思相愛の仲[4]。一度事故死する前は人望がなく、徒党を組むことも無かったらしく、交友関係は狭かった模様。霊光波動拳継承者トーナメント以降、幻海に師事する。
原作終盤には温子のコネでラーメン屋を開業、裏稼業として人間と妖怪とのトラブル解決を手がける何でも屋をしている。
能力
得意技は、霊丸(レイガン)と霊光弾(ショットガン)。初期では霊撃力155、霊感2勝13敗、霊気量70だったが戦いのなかで高めていく。アニメ版の黄泉戦では、自身の中に流れる雷禅の血を克服したことにより、霊気と妖気をブレンドさせた混合弾を放つことが可能となる。黄泉戦終盤では、霊気とも妖気とも聖光気とも異なる黄金のオーラを発揮し、黄泉を追い詰めた。
魔界統一トーナメント時の妖力は修羅と同程度であり、黄泉とは60時間にも及ぶ死闘の末に降参している。テレビアニメでは黄泉との死闘で覚醒し黄泉並みの力を発揮し、最終的にはあわや相打ちという場面もあった。
仙水編では自転車で車に追いつくほどの身体能力を見せており、巻原から「中野浩一かあいつは」と言われていた。
- 霊丸(レイガン)
- 指先に霊気を集中して放つ。その威力は霊気量に比例する。寺沢武一の漫画『コブラ』に登場するサイコガンを元にしている[5]。霊界探偵就任後、コエンマから伝授された。初期の威力はコエンマ曰く「幽助のパンチの3倍以上」。1日に撃てる数が決まっており、最初は1発、幻海との最初の修行で力量を調整することで撃てる弾数が変化、幻海との二度目の修行を受けてからは全力で撃つ場合は弾数4発となった。アニメ版での仙水編では1日に5発撃っている。魔界での修行を経てからはほぼ無限になった。酎戦では霊丸を連射したが、幻海曰く「連射は高等技術」であるため、反動で霊丸が撃てなくなってしまった。しかしDr.イチガキチームとの試合でイチガキに対する怒りで霊力を上げたことにより、再び使用可能となった。なお、幻海によると無理をして霊丸を撃とうとすれば、未完成の黒龍波で右腕に重傷を負った飛影のようになるところだったとのこと。戸愚呂兄弟戦では桑原の提案で霊丸を桑原に向けて発射し、霊丸の勢いで加速を付けた桑原の奇襲で戸愚呂兄弟に勝利した(実際は戸愚呂兄弟の演技)。この時の霊丸は桑原曰く「死なない程度に調節された」ものが使用された。
- ショットガン/霊光弾(れいこうだん)
- 幻海との修業を経て使用可能となった技。原理的には霊丸と同じだが(従ってこの技一発も霊丸使用回数に数えられる)、指ではなく拳から放つ。拳を直接ぶつけて攻撃するのが本来の使い方だが、複数の敵や広範囲に対しては散弾銃のようにして放つ。幽助は飛び道具として用いるタイプをショットガンと呼び、両者を区別している。幻海の解説によれば霊光弾には多くのデメリット(威力は霊丸より上だが、近接攻撃の上、全身の霊気を高める必要があり、疲労度は霊丸を大きく上回る)があり、ショットガンも朱雀から「威力は良いが、命中率が悪い」と評された。その朱雀との戦いでは2回使用され、1発目は7人の朱雀の内、1人だけを倒すことに失敗。2発目は消耗した霊力の代わりに自身の生命力を用いて放ち、朱雀7人を倒すことに成功した。
- ショットガンのほうが先(四聖獣編)に使用され、この時は霊光弾については何も言われなかった。霊光弾は暗黒武術会の陣戦で披露されている。
- 内臓殺し
- 超高速ボディーブローの連打。一週間食事ができなかった(桑原談)。様々な敵に(大抵は戦いの前半に)放つ。仙水に対して放ったときは、服を破る以上の効果は無かった。SFC用ゲーム『幽☆遊☆白書2 格闘の章』では、これによく似た技「タコ殴り」が、説明書に記載されていない隠し技として存在している。
- ヘッドバット
- 暗黒武術会・酎戦の「ナイフエッジ・デスマッチ」で使用。石のリングを割るほどの酎の頭突きより強い。幽助曰く「切り札」。
- 少年ジャンプ
- 桑原と共に獄門鬼に喰らわせた飛び蹴り。名はアニメ版から。アニメ版ではキックを放つ際に足が発光していた。