「静岡市立高等学校」の版間の差分
(科学探求科→科学探究科) |
(相違点なし)
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2014年6月11日 (水) 18:42時点における最新版
静岡市立高等学校(しずおかしりつ こうとうがっこう)は、静岡県静岡市葵区千代田三丁目にある市立高等学校。地元では略して「市高」(いちこう)と呼んでいる。生徒の総称は「竜南健児」。
概要
本校は普通科に存在する一般クラスとは別に、特別進学クラス(校内では「特進クラス」と呼ばれる)が設置されている。1年生は3クラス、2,3年生は2クラス(理系・文系1クラスずつ)設置されている。特別進学クラスでは毎朝7時30分から課外授業が開始される(しかし課外というよりかは普通に授業を進めていることが多い)。これ以外にも、夏に4泊5日で行われる「勉強合宿」の参加が必須となっているなど、一般クラスとの違いが多く存在する。
特別進学クラスの一番の目的は在籍する生徒を国公立の大学へ進学させることにある。そのため単に成績がいいだけで特別進学クラスの生徒になれるわけではなく、さらに進路先の第一志望が国公立の大学である必要がある。 このため一般クラスは希望進路先を比較的自由に決定できるのに対し、特別進学クラスでは第一志望で国公立大学以外を指定すると厳しく進路指導される他、模試などで判定したい志望大学などを提出する際にも原則として全ての枠に国公立の大学を書かなければならないなど多数の制約を受けることとなる。このことに例外は一切なく、例え第一志望が早稲田、慶応などの最難関私大であっても認められない。 これは私大が原則として入試科目が3教科であるのに対し、国公立が5教科あるため生徒をより意欲的に勉強させようという教師側の狙いが存在するためである。
クラスに関係なく学校の教育方針として、英語と数学を特に重視した授業を展開している。そのためか、英語と数学は毎日授業を行っている。 この他、ゆとり教育等による授業日数削減に対応するために本校では2学期制を取り入れている。 同様の理由にて、かつては1コマ65分の授業を行っていた。しかし教師側にとっては授業時間の管理が大変になり負担が大きいなどの理由から2011年度の理数科の設置をもって廃止された。 それ以外にも学校の教育方針として「文武両道」を掲げており、これを理由に部活動か同好会への入部を義務付けている。
学校の伝統行事としてマラソンやナイトウォークが存在する。マラソンは2月に実施され、男子10km、女子7.5kmを1、2年生全員が走ることとなる。 一方、ナイトウォークは全学年対象の任意参加の行事である。(以前は参加必須の時期もあった。)これには定員があり、毎年定員を超える応募があるため抽選となるのが恒例となっている。
また、2010年度までは普通科のみの設置であったが2011年度より理数科である「科学探究科」が設置された。科学探究科の設置に伴い物理室と生物室を改修工事を行ってノートパソコンを1人1台配備、ホワイトボードの設置、黒板を電子黒板に変更、プロジェクターの設置、大型液晶テレビの設置、液体窒素発生装置を配備するなど大幅な工事を行った。電子黒板は1年、2年の全教室にも配備された。これらの資金は同窓会の寄付金で行われた。
このほか、旧正門(田安門)は国の登録有形文化財に登録されている。
沿革
- 1939年
- 1945年5月 - 空襲により武道場および銃器倉庫全焼。
- 1948年 - 学制改革により静岡市立高等学校に改称。併設の市立第二中学校(夜学)、定時制課程となる。校章制定。
- 1949年 - 男女共学となる
- 1950年 - 校旗制定
- 1952年 - 女子現行制服制定
- 1953年 - 静岡県立静岡農業高等学校麻機分校を移管し、静岡市立高等学校麻機分校に改称
- 1954年 - 校歌制定
- 1955年 - 麻機分校を廃止し定時制課程へ統合
- 1972年 - 生活館「鴻志会館」完成
- 1992年 - 新校舎完成
- 2011年 - 理数科「科学探究科」設置
設置学科
- 全日制
- 定時制
- 普通科
著名な卒業生
- 長坂衛(元プロ野球選手)
- 志水俊明(元プロ野球選手)
- 里見祐輔(元プロ野球選手)
- 西脇威夫(工学者)
- 徳重聡(俳優)
- 田辺義明(産業社会学者、元・静岡大学、立教大学教員)
- そのまんま美川(ものまねタレント)
- 久野智昭(J1川崎フロンターレコーチ)
- 今村雅美(女優)
- 枝村匠馬(プロサッカー選手※本校サッカー部出身ではない)
- 佐野克彦(元プロサッカー選手)
- 高見澤宏(歌手、ダークダックス)
- 大沼啓延(キャスター、静岡朝日テレビの番組等に出演)
- 柳亭楽輔(落語家)
- 前田利行 (経営者)(起業家、実業家、投資家) Facebook