「Train Simulator+電車でGO! 東京急行編」の版間の差分
(→登場するダイヤ(回送を除く)) |
(相違点なし)
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2014年8月14日 (木) 16:19時点における最新版
テンプレート:Infobox Train Simulator+電車でGO! 東京急行編(トレインシミュレータプラスでんしゃでゴー とうきょうきゅうこうへん)は2003年12月18日に音楽館から発売されたPlayStation 2用電車運転ゲーム。総合プロデューサーは向谷実。
目次
作品紹介
常にリアルさを追求し続ける音楽館の「Train Simulator」と、電車の運転にエンタテインメント性を取り入れたタイトーの「電車でGO!」という2大鉄道ゲームのコラボレーションという、鉄道ゲーム初の試みが行われた作品。 「電車でGO!モード」では「Train Simulator」の実写映像に、これまでの「電車でGO!」のゲーム画面(持ち時間、ナビゲーターなど)を併せたもので、「Train Simulator」のリアルさと「電車でGO!」のゲーム性が一体化したモードと言える。ただし、ゲームを進めていくうえでメインとなる「試験」は「Train Simulator」モードで行われる。 また、「電車でGO!」のキャラクター「鉄ちゃん」も大幅なイメージチェンジをして登場。ただしこの作品以降、一貫して発売元にタイトーの名前が入っているものの、TSシリーズ中で鉄ちゃんが登場するのはこの作品のみである。
2005年2月17日(当初1月27日発売予定だったが延期された)にはPSP版「Mobile Train Simulator+電車でGO! 東京急行編」も発売。紹介ビデオではエスパー伊東が登場した。
2006年3月30日には、PS2版の廉価版「Train Simulator+電車でGO! 東京急行編 音楽館ポケットブックス」が発売されている。
PlayStation 2版にCEROレーティング表示はない(但し廉価版では全年齢対象とされている)。
操作感の大きな特徴として回生失効が再現されている。特に田園都市線2000系各停長津田行の試験では、「三軒茶屋」「用賀」「二子玉川」「高津」「たまプラーザ」「青葉台」の各駅でランダムに発生する他、ダイヤにもゆとりがない為、非常に難易度が高くなっている。この他にも桜新町駅、江田駅における優等列車(急行)の通過待ちや、終着駅で乗客を降ろした後で車庫入れ運転をするなど映像の点でも新しい要素が取り入れられた作品である。
東京急行電鉄での広告展開
東急の電車内では「いつもの電車、動かせます」というキャッチフレーズの中吊り広告で宣伝展開していった。また、発売直前、東横線9013F、田園都市線8637F、目黒線5181Fの中吊り広告が、本作品のもので統一された。 PSP版の発売にあたり、キャッチフレーズは「いつもの電車、どこでも動かせます」と、どこでもの記述が追加された。
運転可能な路線
運転可能な電車
東横線
田園都市線
大井町線
9000系は二子玉川駅で、大井町線に所属する本作発売時点で唯一の編成が対向車として登場するため、運転できない。
目黒線
隠し車両・イベント
特定のポイントまで貯まると大井町線二子玉川駅の留置線に回送したり、田園都市線長津田駅の車庫の手前まで運転(渋谷→長津田の各駅停車のみ)する事が出来る。最終的にはデヤ7200系を奥沢→大岡山間と、東横線下り元住吉→桜木町(このゲーム発売後、東白楽駅~反町駅間から先は地下化されてみなとみらい線に入るので、現在は廃線となっている)まで運転可能になる。
登場するダイヤ(回送を除く)
2003年3月19日ダイヤ改正時のもの。東横線は2004年2月1日、田園都市線・大井町線は2004年10月16日にダイヤ改正が行われ、 現在このダイヤはない。 {}でくくられたのはTSモードの試験での運転区間と使用車両。()でくくられたのは電GO!モードでの使用車両。
田園都市線
- 20-071 各停中央林間行き 長津田→中央林間{長津田→中央林間 5000系(8500系)}
- 朝ラッシュ時の長津田始発のダイヤ。
- 05-111 急行中央林間行き 渋谷→中央林間{渋谷→長津田 8500系(5000系)}
- 日中の急行ダイヤ。実際は東武伊勢崎線からの直通運転のため、東武線非対応の2000系は選べない。
- 17-091 急行中央林間行き 渋谷→中央林間{渋谷→中央林間 8500系(8500系)}
- 朝ラッシュ時の急行ダイヤ。ラッシュ時間帯のため、ATC信号がめまぐるしく変化する。
- 37-081 各停長津田行き 渋谷→長津田{渋谷→長津田 2000系(2000系)}
- 朝ラッシュ時のダイヤ。途中、桜新町と江田で急行の通過待ちをする。K編成(東武線非対応編成)限定運用のため、5000系を選ぶことはできない。
東横線
- 19-062 急行渋谷行き 桜木町→渋谷{桜木町→菊名 8000系(9000系)}
- 朝ラッシュ時の急行ダイヤ。全体的にダイヤは若干タイト。
- 33-072 急行渋谷行き 桜木町→渋谷{菊名→渋谷 8000系(8590系)}
- 朝ラッシュ時の急行ダイヤ。菊名まではダイヤに余裕があるが、それ以降はややタイトになる。
- 21-062 各停渋谷行き 桜木町→渋谷{桜木町→渋谷 9000系(8000系更新車)}
- 早朝ラッシュ時の各駅停車。終点まで優等列車の待避を行わない。
- 13-112 特急渋谷行き 桜木町→渋谷{桜木町→渋谷 8590系(PS2版は8590系,PSP版は5050系)}
- 日中の特急ダイヤ。先行列車の影響を受けないため、ダイヤは非常にタイト。
- 15-071 各停桜木町行き 元住吉→桜木町(隠しダイヤのため試験無し)
- 特定条件を満たすことで運転できる列車。途中、菊名での待避は行わない。桜木町の速度照査は渋谷のそれとは異なるので注意。
- 05-072 通勤特急渋谷行き 桜木町→渋谷{桜木町→渋谷 9000系(9000系)}
- 朝ラッシュ時の通勤特急のダイヤ。常に先行列車を意識した運転を要求される。
大井町線
- 108-091 各停二子玉川行き 大井町→二子玉川{大井町→二子玉川 8090系(8090系)}
- 本ゲーム唯一の大井町線のダイヤ。全体的にタイトなダイヤとなっている。
問題点
- 致命的なバグが存在する(初期のPS2版のみ)
などが挙げられている。これらは公式ホームページのQ&Aにも記載されている。いずれも初期のみのバグであり、後に改善されている。
- 2000系の制御応答が他の形式に比べて極端に悪く、回生失効も発生しやすい。故に運転が非常に難しく、この車両を使用するTSモード卒業試験、電車でGOモード特級の各駅停車渋谷発長津田行きは非常に難しい区間とされている。
- なお、2000系の制御応答については、当時の2000系3編成存在の癖をすべて集約したもので、音楽館スタッフと東急運転士がわざとやったものであることが、音楽館スタッフブログ(現在の「Railfan音楽館スタッフの部屋」ブログ[1])で明らかになった。なお、記事によれば、実車はゲーム発売直後に工場に入場し、問題点が改善されているという。
- また、音楽館スタッフブログでは、Railfan京阪本線のK特急は、本作品と同程度以上に難度が高いとも記している。
- 下り勾配や0‰勾配の地点で、P2を入れたまま走行するとATC制御が効かない場合がある。(田園都市線、渋谷~中央林間区間・東横線、菊名~渋谷区間)
この場合はすぐにマスコンを戻す事で解除できるが、最悪の場合はATC非常ブレーキがかかり運転中止になる。
現状との相違点
テンプレート:節stub 発売から相当の年数が経過していることと、東急全線で大規模な工事が進捗していることもあり、一部の路線状況が東急各線の現状と異なっている。以下、ゲームとの主要な変更点を挙げる。詳細は該当各路線の記事を参照されたい。なお、ゲームオープニングでは、現状と異なる点がある旨了承願いたいとのメッセージが表示される。また、Train Simurator全体にいえることだが、路線廃止された区間や車両も運転できるため、メモリアル的要素も併せ持っている。
- 東横線
- 横浜高速鉄道みなとみらい線開業関連(2004年1月31日)
- その他
- 田園都市線
- 大井町線
- 車両
- 8000系・8090系 全車両が営業運転より撤退している。
- 2000系 前述の通り、製作後、工場で改良工事が行なわれ、車両のクセが改善されている。
- ゲーム完成後に登場した車両(大井町線急行用6000系)は収録されていない。
PSP版の、PS2版と比べた相違点
- 先に述べられた、菊名駅での保安装置切替にかかわるバグと、同駅の場内信号が警戒の状態で進入すると運転中止になるバグが修正されている。
- 東横線用5050系車両が収録されている。
- PSP版は全面に運転画面が表示され、運転台の描画が省略されており、速度計(CS-ATC区間ではATC車内信号現示付き)のみ左下隅に表示される(オプション設定で非表示にしたり、電車でGOモード向けデジタルメーターにすることも可能)。そのため、回生失効イベントの発生をメーターから読み取ることができないため、イベント発生時にはその旨が画面上部に表示される。
- 画面下部にナビゲーションバーが表示され、ATS区間では先区間の信号現示、速度制限などが、CS-ATC区間では現在地より先の閉塞区間のATC現示速度が表示される。
- ブレーキナビゲーションは搭載されていない。
その他、各種画像が、PSPのアスペクト比16:9に対応したものに差換えられている。
他線の車両
- 営団(現東京メトロ)8000系 田園都市線でプレイすると走行中に何回かすれ違う。
- 営団(現東京メトロ)08系 田園都市線でプレイし、宮前平~鷺沼間で、営団鷺沼車庫の左の方をよく見ると、留置線に停車している。ただし、一瞬しか映らないため、見つけるのは至難の業。
- 営団(現東京メトロ)03系 東横線・渋谷方面でプレイすると、中目黒に到着時に隣のホームに停車している。
- 東武20000系 上記と同じく中目黒の留置線に停車している。正面から見られる。
- 東武30000系 田園都市線でプレイすると何回か走行中にすれ違う。分かりやすいのは中央林間到着前、反対側に停車している。
- 埼玉高速鉄道2000系 東横線でプレイすると多摩川~武蔵小杉間で見られる(目黒線電車として登場)。
- 都営三田線6300形 田園調布駅構内をよく見ると奥のほうに停車している。08系と同じく、一瞬しか映らない。
他線で見られない車両
- 営団(現東京メトロ)9000系(目黒線)ちなみに9000N系(9122編成以降)は2009年に登場したため、見られない。
- 東武50050系は2006年に登場したため、見られない。
- 横浜高速鉄道Y000系は長津田駅においてすれ違い車両が死角となり、見られない。
- 横浜高速鉄道Y500系はみなとみらい線開業後に運転を開始したため、見られない。
- 東京メトロ7000系・東京メトロ10000系・東武9000系・9050系・東武50070系・西武6000系は2013年の東横線と副都心線の直通運転開始以降に乗り入れを開始したため、見られない。