神戸電鉄2000系電車のソースを表示

{{鉄道車両
|車両名=神戸電鉄2000系電車
|社色=#dd0033
|画像=Kobe Electric Railway 2000 Series.JPG
|pxl=250px
|画像説明=
|起動加速度=
|営業最高速度=80
|設計最高速度=
|減速度（通常）=
|減速度（非常）=
|車両定員=122名（先頭車）<br />133名（中間車）
|編成定員=
|全長=18,290（先頭車）<br />18,140（中間車）
|全幅=2,700
|全高=4,120（先頭車）<br />4,030（中間車）
|車体材質=[[アルミニウム合金]]
|編成重量=
|軌間=1,067
|電気方式=直流1500V
|駆動装置=[[カルダン駆動方式|平行カルダン駆動方式]]
|主電動機=MB-3088-B3　[[直巻整流子電動機|直流直巻電動機]]<br />105kw
|編成出力=
|歯車比=99:16
|制御装置= [[電気車の速度制御#抵抗制御|永久直列抵抗制御・弱め界磁]]<br />ABF-144-15MDHB 電動カム軸式自動総括制御(1C4M)・[[発電ブレーキ|発電制動]]付
|台車=軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車<br />KW-200(動力台車)  KW-220(付随台車)
|ブレーキ方式=MBSA形電気指令式電磁直通ブレーキ（発電ブレーキ付き）<br />保安ブレーキ・非常電制
|保安装置=神鉄形[[自動列車停止装置|ATS]] [[列車防護無線装置|防護無線]]
|メーカ=[[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]]
|備考=
}}
[[ファイル:Shintetsu2000.jpg|thumb|right|250px|4両編成は三田線、有馬線、粟生線で使用される]]
'''神戸電鉄2000系電車'''（こうべでんてつ2000けいでんしゃ）は、[[神戸電鉄]]が保有する[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]。

==概要==
[[神戸電鉄公園都市線|公園都市線]]開業に合わせ、[[神戸電気鉄道3000系電車|3000系]]以来のフルモデルチェンジ車として[[1991年]]に登場した。
*アルミ合金製
*3両編成(2M1T)と4両編成(3M1T)の2タイプ
*ワンマン運転対応 （3両編成は登場時から、4両編成は改造で設置）<ref>4両編成は建造当初[[神戸電鉄#ワンマン運転|ワンマン]]運転の公園都市線以外で使用するため (当時は公都線以外はツーマン運行。後に有馬線末端部：有馬口 - 有馬温泉間 (2001.6.23) から粟生線：新開地 - 粟生間 ('04.1.11) 、有馬・三田線：新開地 - 三田間 ('05.6.1) の順にワンマン運転に移行) ワンマン設備は準備工事に止められていた。(ワンマン改造後の現在もOM3両編成で運用の公都線以外の運用に就く。)</ref>

*制御機器は電動カム軸式自動総括制御

神鉄ではほとんどの編成でM車のみだったが2000系ではT車が連結されており、空転防止のために空転検知器を設置した。

のちに登場した[[神戸電鉄5000系電車|5000系]]は、この車両をベースにVVVF制御・オール電動車編成としたものである。

==運用==
3両編成は[[神戸電鉄公園都市線|公園都市線]]、[[神戸電鉄有馬線|有馬線]]末端区間（[[有馬口駅|有馬口]] - [[有馬温泉駅|有馬温泉]]間）で、4両編成は有馬線、[[神戸電鉄三田線|三田線]]、[[神戸電鉄粟生線|粟生線]]で主に運用されている。

==在籍数==
[[2005年]]6月現在、3両編成3本と4両編成2本の17両が在籍している。

==編成==
2000形制御電動車 (cM・Mc) と2200形中間付随車 (T) からなる2M1Tの3両編成と、これに2100形中間電動車 (M)<ref>2100形の車番は他の車両と番号を揃えており、2101～2103は欠番である。</ref> を加えた3M1Tの4両編成があり、有馬方から前者は cM-T-Mc、後者は cM-M-T-Mc の順に編成される。電動車 (cM・M・Mc) には制御装置とCPが、付随車 (T) には[[静止形インバータ]] (SIV) ・[[二次電池|蓄電池]] (BT) が搭載されている。パンタグラフ (PT) は制御電動車の連結面寄り車端部に付けられている。

==主要機器==
===制御装置・主電動機===
走行性能は1100系と同様で、電動機は中間にT車をはさんだ2M1T編成のため同系列のMB-3088-B(105kW)、制御装置はABF-144-15MDHB電動カム軸式自動総括制御を採用、1C4M方式で4個の主電動機を永久直列接続として抵抗14段・界磁7段で制御する。1100系と同様に、全電動車編成に比べて空転を起こす比率が高くなるため、空転検知器を設置し、空転が起きた場合は自動的に主回路を遮断、再粘着後元の回路を構成する。平行カルダン駆動方式を採用し、歯車比は99:16である。

===台車===
台車は軸梁式ダイレクトマウント空気ばね台車 KW-200(動力台車) とKW-220(付随台車) を採用した。

===集電装置===
PT-4808-B-M[[集電装置#下枠交差型|下枠交差型パンタグラフ]]を採用している。2000形奇数車 (cM) と2000形偶数車 (Mc) の連結面寄り屋根上に搭載している。

===ブレーキ===
神鉄初のMBSA形電気指令式電磁直通ブレーキを採用。HSCブレーキ車との非常時の連結に備え、両者でブレーキ操作が出来るようブレーキ読替装置を設置。<ref>本車系以降のMBSA採用車に標準装備。</ref>また、3000系同様非常電制を自動化している。なお、3000系で採用されていた定速度抑速制御装置は設置していない。保安ブレーキも併せて装備する。

===補助電源・空気圧縮機===
補助電源装置は4連化に対応するため、4連分の給電能力を有する100kVAのSIV、NC-FAT100Bと16kVAのバックアップインバータ、NC-FAT16Aの2種類の静止形インバータを採用。T車の2200形に搭載。電動空気圧縮機はC-1000電動空気圧縮機を採用。吐出容量は毎分1160リットルである。CPの多重系を図って、2000形奇数車 (cM) と2000形偶数車 (Mc) と2100形 (M) に搭載する。

==参考文献==
*『鉄道ピクトリアル No.711 2001年12月臨時増刊号』、電気車研究会、2001年

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>

{{神戸電鉄の車両}}
{{Rail-stub}}
{{DEFAULTSORT:こうへてんてつ2000けいてんしや}}
[[Category:神戸電鉄の電車|2000]]
[[Category:1991年製の鉄道車両|こうへ電2000]]
[[Category:川崎重工業製の電車]]