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有馬哲夫
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'''有馬 哲夫'''(ありま てつお、[[1953年]] - )は[[日本]]の[[社会学者]]。 早稲田大学[[社会科学部]]・社会科学総合学術院教授。 専門は、[[情報・メディア・コミュニケーション研究]]、アメリカ研究、日米放送史、広告研究、[[文化産業]]研究。 [[早稲田大学]]第一[[文学部]]卒業後、[[東北大学]]大学院・文学研究科を修了。東北大学大学院・国際文化研究科助教授を経て、[[1997年]]から早稲田大学[[社会科学部]]助教授、[[1999年]]に早稲田大学社会科学部教授、2004年9月より社会科学総合学術院教授。 ==人物== 東北大学大学院から、早稲田大学へ転出した[[1997年]]以降、ほぼ毎年のペースで、単著を出版している。また、[[岩波書店]]の「思想」や、[[研究社]]の「[[英語青年]]」から、[[新潮社]]の「[[週刊新潮]]」に至るまで、上・下・左・右を問わず、多くの雑誌媒体へ寄稿を行う。 マスメディア、とりわけ、その中心をなすに至った放送メディアが、現在の大衆文化・[[大衆社会]]をどのように作り上げてきたのか、その形成過程を歴史的に照射し、その今日的性格を明らかにする研究を行っている。 大学では、メディア論・メディア史を講ずる。学生時代は、作家を目指すとともに、フランス語の勉強に没頭していたため、英語については大学院に進んで以降、本格的に取り組んだという。 海外の研究者との共同研究に熱心で、[[ミズーリ大学コロンビア校|ミズーリ大学]]客員教授、[[マウント・ホリヨーク大学]]客員教授、[[国立台湾師範大学]]客員教授、[[メリーランド大学カレッジパーク校|メリーランド大学]]客員研究員を歴任した。 ==研究== [[大衆文化]]研究([[文化産業]]研究)、なかでも、[[メディア・コングロマリット]]へと登りつめた世界企業、「[[ウォルト・ディズニー・カンパニー]]」の歴史とその企業戦略など、[[ディズニー]]関連の著作が多いためか、[[ディズニーランド]]や[[ディズニー映画]]でのテレビ出演や新聞への寄稿もあるが<ref>ウォルトディズニースタジオモーションピクチャーズジャパンでの映画批評 [[とくダネ!]] [[フジテレビジョン|フジテレビ]] 2008年4月4日</ref> <ref>『永遠に変化する夢の園 ディズニーランド誕生から半世紀』 [[朝日新聞]] 2006年8月30日夕刊</ref>、ディズニーの専門家ではなく、ディズニーはあくまで『趣味』であるとのこと。 日米放送史の研究、近年とりわけアメリカの占領政策と日本のマスメディアの関係を明らかにする研究に注力し、雑誌寄稿や著作としてその成果を次々に公にしている。 また、[[第二次大戦]]に際し、[[日本への原子爆弾投下]]を主張する強硬派とは別に、「投資先」でもあった日本への経済的利害の思惑から、原爆投下の「阻止」を主張し、[[天皇制]]の存続をも強く望んだ[[ウォール街]]関係者たちが存在し、スイスにある[[国際決済銀行]](BIS)を通じた[[アレン・ウェルシュ・ダレス|アレン・ダレス]]らによる原爆投下回避への暗闘など、その内実を明らかにした。<ref>『原爆投下を阻止せよ~ “ウォール街”エリートたちの暗躍 ~』 [[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]](中国地方向け) 2010年8月5日。 [[NHK衛星第1テレビジョン|NHK BS1]] 2010年9月11日,2010年9月20日(「BS特集」として再放送)</ref> 終戦後、被爆国としての体験から原子力利用への拒否感が根強かった日本へ、原子力産業の売り込みをはかるべく展開された「原子力の平和利用」を実現するための「親米」的[[世論]]形成の仕組みをはじめ、今日まで尾を引くことになる、[[原子力発電]]の導入に至る経緯など、戦中~戦後にまたがる歴史の舞台裏について「再検証」を精力的に進め、これまで語られてきた[[通説]]を覆す研究を行っている。<ref>[http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110420dde012040004000c.html 『特集ワイド:「国策民営」 日本の原子力、戦後史のツケ』] [[毎日新聞]] 2011年4月20日夕刊</ref> こうした対日戦略の実態について調査するため、夏休み等を利用し渡米、[[アメリカ国立公文書記録管理局]]などに出向き、精力的に史資料の発掘作業を行う。これら一連の研究により、従前の戦後史・外交史では、ほぼ手つかずであった外交とメディアの知られざる関係史を起点に、戦後の『裏面史』に光を当てる、数多くの貴重な発見がなされている。<ref> [http://mainichi.jp/enta/book/hondana/archive/news/2009/04/20090405ddm015070033000c.html 「今週の本棚・本と人:『昭和史を動かしたアメリカ情報機関』 著者・有馬哲夫さん」] 毎日新聞 2009年4月5日</ref> <ref>[http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100301000210.html 『吉田茂側近がCIAに情報を提供 早大教授が米公文書発見』 [[共同通信]] 2009年10月3日]</ref> == 著書 == === 単著 === * 『テレビの夢から覚めるまで アメリカ1950年代テレビ文化社会史』、国文社、1997年。 * 『デジタルメディアは何をもたらすのか パラダイムシフトによるコペルニクス的転回』 国文社、1999年。 * 『ディズニー千年王国の始まり メディア制覇の野望』、NTT出版、2001年。 * 『ディズニーとは何か』 NTT出版、2001年。 * 『ディズニーランド物語 LA-フロリダ-東京-パリ』、日本経済新聞社[日経ビジネス人文庫]、2001年。 * 『ディズニー「夢の工場」物語』、 日本経済新聞社[日経ビジネス人文庫]、2003年。 * 『ディズニーの魔法』、新潮社[新潮新書]、2003年。 * 『ディズニーとライバルたち アメリカのカートゥン・メディア史』、フィルムアート社、2004年。 * 『中傷と陰謀 アメリカ大統領選狂騒史』、 新潮社[新潮新書]、2004年。 * 『日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」』 新潮社、2006年。 * 『世界のしくみが見える「メディア論」 有馬哲夫教授の早大講義録』、宝島社[宝島社新書]、2007年。 * 『原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史』 新潮社[新潮新書]、2008年。 * 『昭和史を動かしたアメリカ情報機関』、平凡社[平凡社新書]、2009年。 * 『ディズニー五つの王国物語』、宝島社[宝島社新書]、2009年(『ディズニーランド物語』の改訂新版)。 * 『アレン・ダレス 原爆・天皇制・終戦をめぐる暗闘』、講談社、2009年。 * 『CIAと戦後日本 保守合同・北方領土・再軍備』、平凡社[平凡社新書]、2010年。 * 『大本営参謀は戦後何と戦ったのか』、新潮社[新潮新書]、2010年。 * 『ディズニーランドの秘密』、新潮社[新潮新書]、2011年。 * 『原爆と原発 「日・米・英」核武装の暗闘』、[文春新書]、2012年。 * 『児玉誉士夫 巨魁の昭和史』、[文春新書]、2013年。 * 『こうしてテレビは始まった: 占領・冷戦・再軍備のはざまで』、[ミネルヴァ書房]、2013年。 * 『1949年の大東亜共栄圏ー自主防衛への終わらざる戦いー」、[新潮新書]、2014年。 === 分担執筆 === * 『20世紀を震撼させた100冊』 出窓社、1998年。 * 『アメリカを知る事典』 [[平凡社]]、2000年。 * 『事典 現代のアメリカ』 [[大修館書店]]、2004年。 === 訳書 === * ([[野家啓一]]との共訳) [[:en:Christopher Norris (critic)|Christopher Norris]] 『脱構築的転回-哲学の修辞学』、国文社、1995年。 * [[:en:Janet Murray|Janet Murray]] 『デジタル・ストーリーテリング-電脳空間におけるナラティヴの未来形』、 国文社、2000年。 * エリック・マクルーハン([[:en:Eric McLuhan|Eric McLuhan]])、 フランク・ジングローン編 『エッセンシャル・マクルーハン――メディア論の古典を読む』、NTT出版、2007年。 === 雑誌寄稿 === *「スキャンダラスなヤルタ会議」『Voice』2014年8月号、PHP研究所 *「テレビの父正力松太郎はCIAから2つの暗号名が与えられていた」『Sapio』2014年8月号、小学館 *「『スイス終戦工作』空白期間の謎 1」『新潮45』2014年8月号、新潮社 *「アメリカ機密文書が語る中国共産党『侵略のDNA』」『正論』2014年5月号、産経新聞社 *「日米開戦・機密文書が裏付ける『ルーズヴェルトの陰謀』」『新潮45』2014年2月号、新潮社 *「日本へのテレビ導入とドゥフォレストの晩年の戦い―ラジオの父はテレビによって何をもたらしたかったのか―」『メディア史研究』第34号2013年11月、メディア史研究会 *「アメリカも朝鮮戦争で化学兵器使用を考えていた」『新潮45』2013年11月号、新潮社 *「日本はソ連参戦をどこまで掴んでいたか」『新潮45』2013年8月号、新潮社 *「日本へのテレビ導入におけるドゥフォレストと皆川の役割」『アメリカ研究』47号、2013年3月、アメリカ学会 *「『沖縄も中国領だ』と周恩来は考えていた」『新潮45』2013年2月号、新潮社。 *「なぜテレビ初放送はNHKだったのか:正力と佐藤の暗闘」『調査報道』2013年1-2月号、TBS。 *「日中米中国交回復の中の尖閣」『正論』2012年12月号、産経新聞。 *「日本軍『敗将』たちの終わらざる戦い」『新潮45』2012年9月号、新潮社。 *「キッシンジャー文書の中の尖閣」『正論』2012年9月号、産経新聞。 *「正力のねらいはプルトニウムだった」『新潮45』2012年2月号、新潮社。 *「機密文書発掘 ソ連製だった日本の原発ウラン」『文藝春秋』2012年1月号、文藝春秋社。 *「アメリカの対日政策の一部だったテレビ導入」、『調査報道』2011年11-12月号、TBS。 * 「機密文書発掘 ロッキード事件の陰に原発あり」、『文藝春秋』2011年7月号、文藝春秋社。 * 「原発導入と正力松太郎」、『[[正論 (雑誌)|正論]]』臨時増刊号、2011年7月、産経新聞。 * 「CIA文書発掘 失踪辻政信は雲南に抑留された」、『文藝春秋』2010年9月号、文藝春秋社。 * 「やはり原爆投下は必要なかった」、『正論』2010年9月号、産経新聞。 * 「ファイスナー・メモと占領政策の逆コース」、『メディア史研究』第26号2009年10月号、メディア史研究会 * 「梶井と正力の暗闘」、『メディア史研究』第24号2008年9月号、メディア史研究会。 * [http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/handle/2065/30098 「かくてテレビは台湾にもたらされた -知られざる日米合作-」]、『ソシオサイエンス』2008年3月, 早稲田大学大学院社会科学研究科。 * 「A・ダレス『原爆投下阻止工作』の全貌」、『月刊現代』2008年1月号、 講談社。 * 「正力松太郎とCIAの『カラーテレビ利権』」、『月刊現代』2007年9月号、 講談社。 * 「正力の原子力平和利用導入キャンペーンとアメリカの心理戦」、『メディア史研究』第22号2007年7月号、メディア史研究会。 * 「CIA『政界裏工作』ファイル発見! ポダムと呼ばれた『正力松太郎』」、『週刊新潮』2006年2月16日号、新潮社。 * 「テレビは大統領選をインタラクティヴにした」、『月刊言語』2006年1月号、大修館書店。 * 「トルーマンに『原爆投下』を最終決断させた『暗号電報』」、『週刊新潮』2005年7月28日号、新潮社。 * 「テレビが生んだアメリカの『中流』」 (テレビジョン再考)」、 『思想』2003年12月号、岩波書店。 * 「ジャパニメーションの普及」、『英語教育』 2002年10月増刊、大修館書店。 * 「政党を崩壊させるテレビ政治」、『月刊論座』2001年8月号、朝日新聞社。 == 関連項目 == * [[情報・メディア・コミュニケーション研究]] * [[メディア・スタディーズ]] * [[マーシャル・マクルーハン]] == 脚注 == <references/> ==外部リンク== *[http://1000ya.isis.ne.jp/1434.html 『原発・正力・CIA』有馬哲夫]千夜千冊 連環篇 {{DEFAULTSORT:ありまてつお}} [[category:日本の社会学者]] [[Category:メディア史学者]] [[Category:早稲田大学の教員]] [[Category:東北大学の教員]] [[Category:1953年生]] [[Category:存命人物]]
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